オリ曲 ページ8
黄side
とある日の午前中
ーーーーー
黄『ふぅ、やっと完成した...』
数週間前から手掛けていた曲が遂に完成した。
僕が、ころちゃんのためにつくった歌。
ころちゃんの綺麗な歌声が、より際立つよう、
何度もころちゃんの歌を聴いて、
何度も楽譜を書き換えて、
そしてやっと満足のいく歌がつくれた。
あとは、これをころちゃんに聴かせるだけ。
黄『気に入って、もらえるかな...。』
僕は立ち上がり、パソコンをもってころちゃんの
部屋へ向かった。
ｺﾝｺﾝ、ｶﾞﾁｬ
黄『ころちゃん？入りますよ？』
青『...zzz』
あ、ころちゃん寝てる...。
鼻まで布団を被って寝ているのが可愛らしい。
そういえば昨日、『今日は朝まで動画編集する』
って気合い入れてたっけ。
無事に終わって寝たみたい。
今すぐ聴いて欲しい気持ちでいっぱいだけど、
流石に起こす訳にはいかない。
僕は諦めて、ころちゃんの部屋を出た。
＿２時間後。
黄『ころちゃん、全然起きてこないなぁ...。』
今週はまだ料理当番はころちゃんだけど、
今日だけ僕が代わりに作ることにした。
黄『ん〜、どうしよっかな...。
卵、人参、ネギ、鶏肉...。
よし！オムライス作りますか！』
歌も無事に完成して上機嫌だった僕は、
鼻唄を歌いながらオムライスを作った。
鼻唄している歌は、その、さっき完成した歌だ。
黄『〜〜♪』
青『......その歌なに？？
なんかすごく落ち着く歌だね？』
黄『うわぁっ！？いつの間に起きたんですか！？
てか、急に声かけないでくださいよ！！』
いつの間にかころちゃんが隣に立っていた。
あー、びっっっくりしたぁ...。
心臓止まりかけたよ、もう...。
青『ごめんごめん...ね、その歌の曲名教えて！
今度その曲の歌みた録りたい！』
黄『...これは歌みたじゃなくて、
ころちゃんのオリ曲ですよ。
さっき完成したんです。』
青『えっ...！？僕の！？ホントに！？
すごく嬉しい...！ありがとう！！』
子供みたいに無邪気に喜ぶころちゃんを見て、
思わず顔が緩んでしまった。
まったく、ころちゃんは可愛いなぁ。
黄『...どういたしまして。
その歌、大事にしてくださいね？』
いつか、僕たち二人のオリ曲がつくりたいな...。
END
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
埜乃(のの)(プロフ) - 私壁になってきま〜す((ｻｻｯ (2022年8月12日 15時) (
レス) @page42 id: e6e224823d (このIDを非表示/違反報告)
流莎 - めっちゃ面白いです！よけりゃ、私の作品も見てください！(流莎(るさ)で検索検索〜)ってことですので、では！ (2022年7月24日 15時) (レス) @page37 id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
はいく - 私ちょっと公園のどっかにある柱になってきます(＾ω＾)(絵めちゃくちゃ上手いです✨) (2022年7月8日 23時) (レス) @page33 id: 625c86d15c (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 氷空さん» あっ、じゃあ作者もその隣で壁になります() (2022年3月25日 23時) (レス) id: ff7d5b9c4d (このIDを非表示/違反報告)
氷空(プロフ) - ちょっと壁になってきます() (2022年3月25日 21時) (レス) @page36 id: cf76907be5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レモン | 作成日時：2022年2月21日 15時
