歌姫と風の王子

六巻 ページ8

シカダイ視点



シカダイ「〜〜で、ここが図書室
　 わかったか？」

カレン「うん。ありがとう、奈良くん？」

シカダイ「シカダイでいいよ」

カレン「あ、うん！シカダiｯいた！
　 舌噛んらった」


噛んだ！
マジか、、


シカダイ「ﾌﾟ!ﾌﾌﾌ、、あっははは！」

やべぇ
こいつ意外にアホだな


カレン「そっ！そんなに笑わなくても！((ﾌﾟｩ」


ﾌﾟｩだって！
こいつあきねぇな


シカダイ「はいはい、すいませーんww」

カレン「何よーww、ﾌｯﾌﾌ」


え？
こいつ笑ったの初めて見たけど

なんかキレイっつーか


シカダイ「かわいい…」

カレン「え？」

シカダイ「え？
　 ちっちがう///！えっとそーゆー意味じゃなくて
　 なんてゆーか」


何言ってんだ！俺！
天姫と初めて会った時からへんだ！


カレン「ありがとう///」

シカダイ「いや、別に///」

カレン「あの、今日はありがとう」

シカダイ「あ、大丈夫だ」

カレン「あと、お願いがあるんだけど」


何だ？


カレン「この前スーパーで、私の歌聞いたでしょ？
　 みんなに内緒にしてほしいの」


すっげー暗い顔、、、

あんなに上手いのに、
でもこいつにも事情がありそうだな


シカダイ「分かった！
　 だけど、もしなんかあったら言えよ。
　 他の奴に言えなくても俺に相談しろ！」

シカダイ「聞くぐらいはできるし、他の奴にもしゃべらねぇ！
　 １人で抱え持つなよ。」


少しでもこいつがらくになればいい！

カレン「な、なんでまだ少ししか喋ってないのに
　 そんなに優しいの？」


目にすっげー涙たまってんな

シカダイ「何言ってんだよ！
　 もう友達じゃねーか((ﾆｶ」

いつの間にか抱きしめてた


シカダイ「言うのはいつだっていい。
　 だけど、今は泣けよ」

カレン「うっうわぁぁぁー」

七巻→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す