私の周りには魔界の住人が多い件について【HQ】second

吸血鬼61 ページ16

？「A！大丈夫!？」


『ス…ガ…？』


夜「おい、なんだよ、でていけ」


やっくんは人が変わったように言った


菅「何してるんだお前、Aから離れろ」


スガも、私の知っているスガじゃなかった


『やめてよ、二人とも』


菅「A、夜久君は危ない」


夜「俺はAを離したくない」


？「じゃあ僕が戦いやすい場所に移してあげるよ♪」


幼い子供の声が聞こえた


『誰!？』


？「僕はリョウキ、神王なんだ。面白いバトル、楽しみにしてるよ♪」

(ﾊﾟﾁﾝｯ


私達は一瞬で見たこともない場所に着いた


『此処は…？』


菅「魔界、俺の育った城のすぐしたの森だ」


夜「そう、俺は此処で育った」


菅「俺はAを守りたい」



夜「俺はAが欲しい」


菅「意見が違うなら」

夜「戦うしかねぇよな」


(ﾀﾞｯ

(ｶﾞﾝｯ


二人が殴りあう


やめてよ！傷付くのは見たくない！


『やめて！やめてよ！』


菅「大丈夫だよA、俺が守るから」


夜「黙って見てろ、俺が勝つから」


私はどうすればいいの!？


？「貴女はどちらに勝って欲しいんですの？」

『え？』


優しい言葉が私を揺らがせる


？「私は貴方の心に話しかけています。私の姿を見ることはできませんわ」


『私は…どっちも選べない…どっちも私の大切な友達なの！』


？「貴女にはがっかりしましたわ、もっと強いお方だと思ってましたのに…そのお言葉、いつか後悔することになりますわよ」

(ﾊﾟﾁﾝｯ


指の鳴る音がすると

(ﾊﾞﾀﾝ


二人は倒れ混んでしまった


『スガ!？やっくん!？』


二人とも息はしているが、殴りあっていたためあちこち流血している


もういや、なんでこんなことに…!


？「少し面白かったから助けてあげるよ」


顔をあげると少し遠いところに兵士が見えた


『すみません！助けて下さい！』


兵士「な！人間!？なぜ此処に！今すぐ立ち去れ！」


『今はそれどころじゃない！友達が怪我をしているの！』


兵士「ほほう、じゃあその友を楽にしてやろう…なに！？孝支様!？今すぐ医者を!」


中から担架が飛んできて孝支とやっくんをつれていった


私もついていく




どうしよう。私のせいで二人が…！

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