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Aサイド
とにかく頭を潰すか
窓から出て歩く
落ちそうで怖いなぁ〜
あ、幽霊とかに比べればそこまでじゃないわ←
猿「こんなとこまで来てよかったの?あの人間、食べちゃうよ?」
『別に、食べたかったら食べたら?まぁ、食べられないだろうけど』
だって護符を臣さんに貼ったからね
しかも強力なやつ
『じゃ、今度こそ祓われてね』
そう言って日本刀を構える
猿「ちょ、ちょっと待ってよ!悪かった!悪かったからさぁ、許してくんない?」
あー、やっぱコイツムカつく
『無理だな。だってこっちは依頼されてるから。灰すら残らないと思え』
そう言って頭をチャンパして顔を刻む
全身血だらけ
汚ったな
夢だからいいけど
臣さん大丈夫かな?
『臣さ〜ん。終わったよ』
あれ?
臣さんが動かない
『臣さ〜ん?』
臣さんの顔を覗く
『ハハッ、なんだ。寝てたのか』
しかも幸せそうな顔で
いい夢見てね
あれから数日後
臣さんはやっとぐっすり寝れるようになったと元也さんから聞いた
現実は疲れる
だからせめて幸せな夢を見てもらいたい
潔癖症である臣さんはもっと現実が疲れるだろう
夢でもあれじゃ、もっと大変だったんだろうな
『まぁ、いい夢を見てくださいね』
安夢のお守りでも今度作って行ってあげよう
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作者名:海百合 クラゲ | 作成日時:2021年5月18日 17時