新たな怪盗現る【怪盗レッド】

第二十三話 偶然 ページ26

youside
はぁ、眠い

そんなことを考えていると、教室の戸が開き先生が入ってきた

「皆さん、今日は転校生が来ています」

ん？

転校生？

輝夜かしら。

でも…輝夜は違うクラスだって自分から言っていたはず…じゃあ誰なの？

「入ってきて下さい」

もう一度扉が開くと、肩まで付く少し茶色っぽい髪の毛の可愛らしい女子生徒が入ってきた。

「こんにちは、姫川小春です！よろしくお願いします！」

彼女は一礼するとにこやかに笑った。

男子-ケイ「可愛い…。」

「小春さんの席は桜夜さんの隣です。」

私の隣か…。

小春「よろしくお願いしますね！」

『うん！よろしく』


へぇ〜…輝夜以外に転校生がいるなんてね。

面白いじゃない。









『ただ、何か企んでいるようにも見えるけどね。』


「……何か言いました？」


『ううん、何にも。』



「そうですか。」




彼女の笑みに思わず鳥肌が立ってしまった。

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