1050年の時をこえて実った恋物語～終わり～ (ページ11)

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∽ 彩ル現に　闇潜ム　そのニ ∽ ページ11

「ちーこーくーすーるー!!」

ん? これまたデジャブ?

ﾘｭ「まったくAったら、自分から言っといて遅れるなんてさ」

「大丈夫。まだ、まだ、希望はある･･･はず!」

今日は平日。学校あります。

しかし私は私服で登校。時間に余裕があり、優雅に学校にゴールインの予定。

の、はずだった。

「諦めないで、私」

ﾘｭ「そうやって爽やかな顔をしたって･･･、ああ、もう! 後30秒だよ!?」

「私には待っている友がいる。私を信じて待っている友が、私の帰還を望んでいる!」

ﾘｭ「ああ。それって、走れメ●スでしょ? てか、帰還じゃないけどね」

校門を越えた瞬間、砂煙をあげて急カーブ。

角を二つ越えて左、そのまま真っすぐ行って突き当たりで右。

「ふんっ! 余裕だよ」

剣「先輩。そんなﾄﾞﾔ顔で言ったって何もありませんよ」

豪「相変わらず、ぎりぎりだな」

ﾘｭ「こんな時に限って、寝坊するんだから･･･」

仕方ないじゃないか。夢っていいぞ。

気分いいし、いつでも見ていられるよ。

円「お、遅かったなー! A!」

「ま、まじか･･･!」

遅刻犯のエースが、私よりも先に、現地にいる、だとっ!?

ふ、私も衰えたか。←(自重しなよ Byﾘｭｳｼﾞ)

「でも、よかったー! 晴れて、さ! いい日和だねー」

神「そうですね」

昨日はあんなに雨が降っていたのにもかかわらず、大快晴!

雲一つない、見事な青空!

「さぁて、文化祭の始まりだー!!」