心も体も存在もシェアしようPart3 (ページ10)

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どうして私だけページ10

「いただきます。」

この前まではみんなで楽しく食べてたご飯も、一人で食べたらこんなに味気ないものだったんだ。

「美味しく、ない。」

携帯は鳴り止まない。

ずっと、ずっと。

大学には行っている。

でも、誰にもばれないように。

会わないように。

「なんで、なんで私がこんな思いしなきゃいけないの。
意味わかんない。」

手を出したら負けだ。

でも、戦わなきゃいけない時もある。

もう1度、集まるか。

そんなことを思った数日後だった。

急にワゴン車に詰め込まれて。

手を縛られ、口を塞がれ、目を塞がれた。

そして、意識を失った。

「おはよう、A。」

「竜崎、京哉…。」

目の前には私のストーカー野郎。

椅子に完全に縛られてる。

しかも針金。

「紐だったら、引き千切ちゃうでしょ。」

笑みを浮かべる。

ニタニタと。

目は笑っていない。

私はなんで気づけなかったんだろう。