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すりぃの目は希望に満ちていた。
入学式。
六年間を共に過ごした仲間の少数と別れ、
新生活が始まる。
思いきり息を吸い込むと肩がぶるると震えた。
不意に誰かに背中をとんとんと叩かれた。
『あのぅ…1-3のクラスってどこですか?』
すりぃ「ああ、一緒のクラスですね。一緒に行きます?」
『本当ですか?ありがとうございます!』
初めて出会った彼女にこの時から
心惹かれていた。
『すりぃくん!課題見ーして!!』
高校生になってもそれは変わらない。
いや、悪い形で変わってしまった。
それはすりぃに限られた話ではない。
すりぃ「あ〜あ、好き好き好き好き…………。」
最初はこの恋が実ればいいなぁと
思うだけだった。
すりぃ「恋が愛に変わったんだよ」
本来なら興味のないYahoo知恵袋に回答を求め、
返事が来た。
「愛と恋は似て非なるものです」
すりぃ「あっはひへへ……これが愛か!!!」
愛とはこんなにも心地が良いものだったのか。
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作者名:being | 作成日時:2020年1月25日 10時