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『あぁっ
そんなに怒らないでッッ。』
そらる「もう〜バカ!バカバカ!
また飛んで来たでしょ!」
ウェットティッシュで
私の手を拭きながら怒るそらる。
可愛い。
『うぅ〜...緊急事態だったんだよ...。』
そらる「どのくらい?」
『う〜ん...。
ざゅって発音しないと死ぬって
言われた時くらい。』
そらる「え、どうやって発音してんのそれ。」
『ざゅっ』
そらる「えぇ〜怖い怖い!!
何その特技的なやつ〜!」
『そろそろホームルームだ。』
割と真剣にホームルームも授業も受けた。
『あぁ〜無理!飯飯飯ィィ!!!』
.....〜.....
....い...
『ん?』
食堂に行こうと階段を降りようとすると
何処からか歌声が聴こえる。
....いのに.....は...
『え、なに?』
歌声の正体を探るべく、階段を上った。
ひと....ない...とな...
途切れ途切れの歌声が聴こえる。
それは先程よりも鮮明に聴こえていた。
今...その声を....
近い。旧音楽室から聴こえてくる。
私は勢い良く扉を開けた。
『誰ッッッ!!?』
「うわああああああ!?!?!?!?」
『うわああああああ!?!?!?!?』
歌っていたのは坂田だった。
『……ごめん。』
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作者名:being | 作成日時:2020年1月25日 10時