28、昔読んだ絵本でパート2 ページ30
【一華side】
一華:(天馬くん、意外な反応したなぁ……。思い当たる人、誰だろう?――まさか、Aちゃん!?だといいなー♪)
私がなんで運命の人という単語を出したかというと、昔読んだ絵本に「運命の人」と書かれていたから。確か、Aちゃんに勧められて読んだんだよね。
あれ?そういえばこのお話、「目が合った時、運命の人だと分かる」とか、「目が合うと、『ビビッ!』ってなる」的なことが書いてあったような?
――運命の人、いるのかなぁ?
――運命の人がいるとしたら、それがあの人だなんて……。まさかそんなわけないじゃん!あはは……。
【司side】
――そういえば昔咲希に読み聞かせした絵本に、「運命の人」という単語が入っていたような気がする。確か、「目が合ったその時、運命の人だと分かる」や、「目が合った瞬間、『ビビッ!』と電流が流れたように感じる」といったことが書かれていたはずだ。……オレの記憶が合っていればの話だが。
一華に聞いてみる。
〜司と一華のトークルーム〜
司:『一華、思い当たる本などがあったのか?』
一華:『お、天馬くん!やっと既読ついた!』
一華:『思い当たる本、あるよ!昔、Aちゃんに「魔法を使うシーンが面白いんだよ」って勧められたんだ!』
一華に本の題名を聞いてみると、オレの記憶と同じ題名だった。やはりその本だったのか。
【Aside】
――そういえばこの前のフリーズについての話、一華ちゃん思い当たる節があったのかな?
〜Aと一華のトークルーム〜
A:『一華ちゃん!この前のフリーズについての話、何かあったの?』
一華:『あ、Aちゃん!何?フリーズについての話って……、あれのこと?』
A:『そう。思い当たるものとか……』
一華:『絵本だよ!』
A:『――!もしかして、私が勧めたあの絵本?』
一華:『そうだよ!で、なんでフリーズしてなかったの????????』
A:『また怖いよ一華ちゃん。――あの時ね……』
一華:『おお!』
A:『フリーズしかけちゃったよ?だけど、目が合った途端「ビビッ!」ってなったから思わず目をそらしたんだ。不自然じゃないといいけど……』
一華:『「ビビッ!」ってなったの!?』
A:『うん……なんで?』
一華:『私もあの人と目が合った時「ビビッ」ってなったから、絵本について思い出したんだよ。』
A:『一華ちゃんも!?そうだったんだね……』
49人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テクノ(プロフ) - いっかさん» いっかちゃーーーーん!うわー本当にありがとう!え!本人!?(パニック) (2021年8月20日 19時) (レス) id: 5d060ec191 (このIDを非表示/違反報告)
いっか - いっかですよ!!!やっぱり面白いね!!たまに覗いて、更新されたのを見ようと思うよ!!!!! (2021年7月21日 17時) (レス) id: 46260cfb71 (このIDを非表示/違反報告)
テクノ(プロフ) - ゆあさん» 神作ですとぉ!?いやもう泣きそうです!ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年3月31日 10時) (レス) id: 9cdf80e7c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 更新楽しみです!!神作ありがとうございます!! (2021年3月30日 20時) (レス) id: 5acf3927f5 (このIDを非表示/違反報告)
テクノ(プロフ) - 返信遅くなってごめんなさい!これからも頑張って更新していきたいと思います! (2021年3月12日 21時) (レス) id: 9cdf80e7c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:テクノ | 作成日時:2021年2月20日 15時