25、協力プレーでレッツ白状!? ページ27
【司side】
一華に言われた通り玄関先で待っていたらAが出てきた。表情からは何も感じ取れない。
A:「……何の用ですか」
司:「いや、咲希に言われてここに来たんだ」
A:「そうですか。では失礼します」
司:「なっ!?待て!」
“司がAの手首をつかむ”
A:「ひっ」
司:「何があったのか、話してくれ!」
A:「……工作で怪我してしまっただけです」
司:(仕方ない……。一華がくれたあれを使うか……)
“1冊のノートを取り出す”
A:「!?そ、それは……」
司:「一華がくれたんだ。どうしてもAがわけを話さない場合のみ中を見ていいと言われたんだ」
A:「……返してください。――あっ」
司:「――これ、Aが書いたのか?」
A:「そそそ、それは決して私が書いたのではありません。断じて違います。角馬Aが書いたわけではありません。私のノートに誰かが勝手に書いたのです」
司:「ちょっと待っててくれ」
A:「は、はい……」
よし、一華に連絡しよう。
司:『否定しているが、どうすればいいんだ?』
一華:『仕方ない……。私が行きます』
司:『感謝する』
司:「これから一華が来る」
A:「おっしゃる意味が分かりません」
司:「だから、これから一華が」
一華:「お待たせ!」
A:「早いね!?」
一華:「このノートは、Aちゃんのものです。そして、この小説を書いたのもAちゃんです。挿絵もAちゃんが描きました。私が証人です!さあAちゃん、白状しなさい!」
A:「……分かりました。認めます。でも、なぜに裁判風?」
一華:「なんとなく!」
空気にされたな、オレ。
一華:「あ、天馬くん忘れてた」
司:「おい、忘れるな!危うく空気になるところだったぞ!」
一華:「で、Aちゃん。なんでそんな状況になったの?」
司:「それが最重要だったな」
A:「どうせ学校でばらまくんでしょ、それ」
一華:「わけを教えてくれたらばらまかないよ」
A:「――分かった」
そうしてAが話してくれたのは、凄く残酷なことだった。
一華:「ゆ、許さん……!私がいない間に……!呪うから覚悟しててよね。学校に来てればよかった」
A:「一華ちゃん怖いよ!?」
司:「どうしてそんなことをしたのだろうか?」
一華:「それが分かれば苦労しませんよ!」
オレ達は議論を開始した。
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テクノ(プロフ) - いっかさん» いっかちゃーーーーん!うわー本当にありがとう!え!本人!?(パニック) (2021年8月20日 19時) (レス) id: 5d060ec191 (このIDを非表示/違反報告)
いっか - いっかですよ!!!やっぱり面白いね!!たまに覗いて、更新されたのを見ようと思うよ!!!!! (2021年7月21日 17時) (レス) id: 46260cfb71 (このIDを非表示/違反報告)
テクノ(プロフ) - ゆあさん» 神作ですとぉ!?いやもう泣きそうです!ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2021年3月31日 10時) (レス) id: 9cdf80e7c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 更新楽しみです!!神作ありがとうございます!! (2021年3月30日 20時) (レス) id: 5acf3927f5 (このIDを非表示/違反報告)
テクノ(プロフ) - 返信遅くなってごめんなさい!これからも頑張って更新していきたいと思います! (2021年3月12日 21時) (レス) id: 9cdf80e7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テクノ | 作成日時:2021年2月20日 15時