プラチナ9の絶対貴公子学校のカイダン (ページ6)

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45話ページ6

美『南達ねもう知ってるかもだけど生まれた時からの幼馴染同士で許婚でもあるの。小さい頃からずっと一人だった南の傍に必ず毎日翼が居たの。南の家ね大っきい鏡があるの。』
ツ『えっ？』
美『南の家、お母さんが音楽家で世界中飛び回ってて翼の所もお父さんが財閥の社長で家に全く帰って来ないしお母さんは世界的有名なハリウッド女優だからずっと海外にいるの。
お手伝いさんが言ってた。南のお気に入りは昔から鏡だってプラチナリング貰った時は嬉しかった。けどこれは信頼の証とかじゃなくて私から離れるなって縛りだったのかもしれない。翼は、南から貰ったプラチナリングの本当の意味を最初から気付いていて知ってたんだと思う。それに南は、最初から翼の事しか信頼してなかったんだよ。』
夏『いやアイツは初めから知ってたよ。南の事を全て理解しているのは翼だけだ。昔翼。俺が絶対に南を守るって俺が絶対に南を一人にさせないって俺にそう言ってた。翼と南の二人はお互い特別な存在なんだよ。』
美『夏樹』
ツ『…』

ー南の家ー
貴『南』
南『何？』
貴『もう二度とあんな真似すんな』
南『分かってる。ねぇ翼。私に隠してる事ない？』
そう言って南がこっち向く。
貴『えっ？』
南『スピーチライターから全部聞いた。翼の家の事』
貴『っ！』
南『なんで話してくれなかったの？私の事信用できない？なんで！どうして！』
そう言いながら南は翼の肩を掴み揺さぶる
貴『…』
南『答えてよ。ねぇ翼！？』
貴『言えなかったんだよ。言ったら昔の約束果たせなくなるから。だったらずっと我慢してこのままでいたらいいんじゃないかって。』
南『何よ。それ。』
貴『覚えてるか？昔、俺南に約束したよな。俺が傍にいる限り絶対に悲しませたり、寂しい思いだけは絶対にさせないって。もうお前との昔の約束は、破れてしまったけどな』
南『っ！』
貴『でもこれだけは覚えとけ。俺は、お前から離れたりは、絶対にしない。俺はお前の幼馴染で俺たちの親が決めた許婚でもあるからな』
そう言って翼が南の唇にキスをする
南『っ！』
貴『それにお前みたいなわがまま女王様に最後まで付き合ってやれる男は俺しかいないだろ？』
そう言って翼が南を抱きしめる
南『バカ！もう絶対に一人で背負わないで。それに誰がわがままよ。あと今日一日傍にいて？』
南はそう言って翼を抱きしめ返した。
貴『ああ。分かったよ。お前しかいないだろ。本当にすまなかった。』