66話 ページ30
ツ『あなたの本当の夢は復讐なんかじゃない。失ってしまった高校生活を取り戻す事ですじゃありませんか。だからずっと学校を変えようとした!なのに本当のことを伝えるのが怖くて!逃げて!憎しみで誤魔化して!丸ごと全部無かった事にしようとしている。でも全部無かった事なんかにできないよ。』
ツ『あなたは、私にコトバが世界を変えるのを教えてくれた。でもこの世界にはコトバの力より掛け替えのないものがある。あなたは三日で全てが忘れると言ったけど、私達はあなたの事を忘れる事なんてできない!だってあなたが消えたら私の人生が変わっちゃうから!』
ツバメが伊勢崎トオルにキスをする。
ツ『無かった事にするなんて出来ない。一緒に学校に行こう?上がれないカイダンはない!』
手を差し伸べるツバメ涙を拭って手を握り合う2人
ト『もう一度、学校に通いたい。』
校長が記者の前で締結書を破った。
ー3年の春ー
貴『なぁ南。』
南『どうしたの?』
貴『高校を無事に卒業して大学も卒業したら俺ら結婚しないか?』
南『えっ?』
南が足を止めて翼を驚いた顔で見る。
貴『いや。まだ先の話だけど幼馴染とか許婚とかじゃなく俺の妻になって欲しいんだ。俺、南の事が好きだから。ダメか?』
翼は南の方を向いて言う。
南『ううん。いいよ。大学卒業したら私達結婚しましょう翼。』
南が泣きながら言う
貴『お前泣くなよ。』
そう言って翼が南を優しく抱き寄せ南の涙を拭う
南『だって嬉しかったから。でもそれプロポーズなの?』
貴『まあ、一応。でもまた南にプロポーズするよ。その時は、指輪も一緒にな』
南『うん。待ってる。絶対に約束だよ翼。』
貴『ああ。約束する。そしてずっと一緒にいような。南。そして愛してる』
南『うん。私も愛してるわ翼。』
そして翼が南を離してお互い見つめ合ってキスをし唇が離れたらお互いの額と鼻をくっ付けながらもう一度見つめ合い微笑み合った。
最終章10章完 FIN
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作者名:TSUBASA | 作成日時:2018年2月21日 14時