宇髄天元 ページ9
暗く深い森の中、今日も鬼を斬るため縁吉は辺りを見渡しながら探している、何時もなら弟子の奏が居るのだがしのぶとの任務でいないため一人だ。
貴「...いた」
鬼を見つける、縁吉は右手に、炎の形をした鍔の刀を持っていた。そして、刀身は赫色に染まっていく。
貴「日の呼吸 弍ノ型・碧羅の天」
片手で刀を持ち、斬り上げ、紅蓮の炎を纏った斬撃が
鬼の頸が、腕と一緒に…宙を舞った。
「ギャァァァァ!」
頸を斬られ鬼の断末魔が森に響くが気にすることなく自身の刀、鬼を唯一斬れる日輪刀を見る、黒い刀身、極限まで薄い刀身、長さは1,5mの直刀、鞘の反対側には1m程の日輪刀があるがそちらは抜いていない。
これで鬼の頸が斬れるのか疑問だがこの刀は鬼殺隊に入ってから一度も折れていない。
貴「黒いな.....赤い方が嬉しい、ご先祖様のように」
日輪刀は持ち主によって色が変わる。
貴「黒は不吉、お陰で鬼殺隊に入って2日で十二鬼月に遭遇するし母は上弦の壱との戦闘で再起不能の傷を負い一年前に亡くなるし、運が無いのかな?どう思う?」
後ろを振り返ると派手な男が1人立っていた、鬼殺隊音柱・宇髄天元だった。
宇髄「地味だからだろ?技は派手なのにもったいない」
貴「いや、地味と言われればそうだが技は先祖代々継いでるものだ、はじまりの呼吸、≪日の呼吸≫に限りなく近い物、習得するのに五年かかったんだけど?」
宇髄「五年で習得すれば上等だろ、お袋さんは何年だった?」
貴「.....10年」
宇髄「な?お前さんの剣の才能が天賦の物、継子もとんでもねぇじゃねえか≪日柱≫、だから殺気を消せ、さっきから全身が派手に痛い」
『済まない』と謝り刀を鞘に納めると縁吉から放たれていた殺気が消え宇髄は溜息を付いた。
宇髄は彼に会うたびに感じている、底の知れない化け物、≪岩柱≫とは違う何かがこの男の中にあると、それは先日の柱合会議で縁吉が柱になってから特に強かった。
宇髄「(こいつの母親もえげつなかったがこいつはもっとヤバい、胡蝶が放って置けない気も分かる)」
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和南(プロフ) - 親方様ではなくお館様ですよ (2022年7月20日 12時) (レス) @page20 id: 7da2eafba5 (このIDを非表示/違反報告)
真田 - ダイヤのAやワンピース、黒バスは更新しないのでしょうか? (2022年1月5日 23時) (レス) id: dd9dcc7a90 (このIDを非表示/違反報告)
ロック - ダイヤのAやワンピースは更新しないのでしょうか? (2021年10月18日 14時) (レス) id: 63b5797a08 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白い作品ですね。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年9月26日 16時) (レス) @page43 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
俺やで!(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!! (2021年3月5日 7時) (レス) id: cfb8b285e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:TSUBASA | 作者ホームページ:http://exiledaisuki0113
作成日時:2021年1月13日 8時