【鬼滅の刃】鬼殺隊最強の剣士

過去 ページ35

奏「師匠...いえ兄さん、もう少しカナエ様の気持ちも考えてください」

しのぶ「言っても無駄よ、アイツは昔からだから、書斎に籠ると中々出てこないし私と姉さんがどれだけ苦労したか、奏も程々にね」

しのぶは味噌汁を飲み少し怒りながら言う、話を聞いていたアオイは2人に気になったことを聞く。

アオイ「あの、縁吉様は奏さんと会うまでお一人で過ごしておられたのですか？」

しのぶ「違うよ、奏と会う前はおば様と一緒に過ごしてたわ、先代の日柱ね」

奏「10年前に鬼の血気術で重症をおいましたが1年前に亡くなりました」

アオイ「そうでしたか.....そのすみませんでした」

アオイは謝るが2人は『気にしなくていいよ』と言った、しのぶはそのまま昔の事を話しアオイは真剣に聞いていた、縁吉の母親の事を中心に話ししのぶは途中で堪え切れず少し泣いてしまった。

奏「大丈夫ですか、しのぶさん？」

しのぶ「うん、ちょっと思い出して耐え切れなかった、本当に優しくて母のように思っていたから、姉さんみたいに何時も笑顔を絶やさず色々と教えてくれて稽古までしてもらって、やられた時は、信じられなかったから、けどある時にとても辛そうにしているおば様を見て本当なんだって」

アオイ「それで薬を調合したんですね」

しのぶ「うん、けど少し楽になるだけで全然ダメだった、日に日にひどくなってそれで...」

唇を噛み耐えるしのぶ、そこからは奏も知っているので何も言わず手拭いで涙を拭きしのぶは心落ち着かせる。

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