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救世主 ページ22

余裕そうに笑っている上弦の弐に一太刀浴びせようと走り出し、花の呼吸を繰り出そうと呼吸を行い駆け出した時だった。

カナエ「(花の呼吸 伍ノ)ゲホ!?ゲホッ!!」

肺に違和感を感じ咳き込むと血を吐き出し膝をつく。

カナエ「(な、何.....?肺が痛い......冷たい。上手く呼吸ができない!?)」

童磨「言い忘れてたけど、俺の“血鬼術”は氷なんだよね!君が俺の氷を吸ったせいで血を吐いてるんだよ。だから、俺の前で呼吸は使わない方がいいよ?......って言っても遅いか!」

カナエ「(やられた!この血鬼術は、呼吸を使う私達とは相性が悪すぎる!!なんとか...情報だけでも...)」

うまく呼吸を使う事が出来ず、肺を血鬼術でやられ、その場から動くことができず、地面に膝を着き血を吐いている。

童磨「苦しんでる哀れな君を救ってあげるね。大丈夫!痛みは一瞬だけだから!その後は骨も残さず食べてあげる!」

カナエ「(ああ、私.....ここで死ぬんだ。あの子達を残して....しのぶ達を独りにして....せめて最後に....もう一度会いたかったなぁ)」

満身創痍の私にもう戦える力と術は無い。私は、上弦の弐が殺しにくるのをただただ待っているしか無かった。鬼の扇が、そのまま私へと迫って

カナエ「(大好きだよ...みんな。
そして、縁吉愛してるよ)」

瞳からは涙が流れ、この場にいない家族と愛してる人に別れを告た。そして、上弦の弐の鉄扇が私の首を斬ろうとした時だった...。

童磨「あら?消えた?一体どこに」

上弦の弐は扇が空振りに終わった。
 
カナエはいつまで経っても痛みは来ず、誰かに抱えられている感覚がした。そしてその手はお日様のように温かかった。

カナエ「(あれ、この温もり...)」

カナエは目を開け、顔を上げると、別れた時と同じ姿の縁吉が自分を抱えていた。状態で言えばお姫様抱っこをしている状態だ。
 
カナエ「縁吉?」

貴「...よかった。間に合ってよかった...カナエ。今度こそ、助けることができた」
縁吉はカナエの無事を確認すると、安堵の息を吐く。縁吉はカナエをその場に優しく下ろすと、元凶と対峙する。
 

継国対童磨→←新たな鬼



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和南(プロフ) - 親方様ではなくお館様ですよ (2022年7月20日 12時) (レス) @page20 id: 7da2eafba5 (このIDを非表示/違反報告)
真田 - ダイヤのAやワンピース、黒バスは更新しないのでしょうか? (2022年1月5日 23時) (レス) id: dd9dcc7a90 (このIDを非表示/違反報告)
ロック - ダイヤのAやワンピースは更新しないのでしょうか? (2021年10月18日 14時) (レス) id: 63b5797a08 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白い作品ですね。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年9月26日 16時) (レス) @page43 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
俺やで!(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!! (2021年3月5日 7時) (レス) id: cfb8b285e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:TSUBASA | 作者ホームページ:http://exiledaisuki0113  
作成日時:2021年1月13日 8時

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