乃木坂46のマネージャーは優しくて頼れる人 (ページ39)

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好みページ39

貴「1cm、3cmはヒールとは認めませんと全力拒否した俺の好みだからいい」

美波「...」

せっかくなら名と歩く時ぐらいは女の子らしく身長差がある方が良いと美波は無意識に口を尖らせると目の前に翼の肘が差し出される。

貴「腕。俺、歩くの早いから女の子のペースが分からん」

美波「ありがとう！」

そんな気持ちを汲んでくれたのか、女の子という単語が突き刺さった美波は笑顔を見せながら翼の肘に手を軽く添えて歩き出す。

「ねぇねぇ、あのカップル凄くない？」

「高身長...良いよねぇ。憧れる」

「羨ましいなぁ...」

今まで耳を傾ける事をしていなかったので聞こえてこなかった声が聞こえ、美波は翼の横顔を見る。

美波「～～っ！！翼さん！」

貴「なにっ！？びっくりした。バランス崩したか？」

自分自身で蓋をしていた場所を開けて輝かせてくれる翼に美波は気持ちを抑えきれなくなって腕に抱きつく。

美波「ありがとうございます！」

貴「ん～？さっきも聞いたぞ？」

首を傾げる翼が愛おしくなった美波は腕に抱き付く力を強めた。

貴「次はどこいきたい？」

美波「あーじゃあさ、服買いに行きたい！このヒールに合う服！」

美波「ひゅ～、美波ちゃん、ねだるねぇ～」

貴「ち、違います！ちゃんと自分で払うから！！」

貴「おけ、行くか～」

溢れる笑顔を隠せなくなった美波は翼の質問にテンション高く答えて2人はブランドファッション街へと足を向けた。