アプローチ ページ17
美月「...翼さん...じゃあ、パリでの思い出は全部…私で塗り潰してよ」
貴「...っ...言ったな?覚悟しとけよ?」
美月の覚悟を決めた、まっすぐな視線に射抜かれた翼は少し言葉に詰まるが、すぐに切り替えて意地悪げな笑みを見せた。
美月「...そっか...そうだよね...ちょっと待って...あ、うん。大丈夫。おけ」
貴「なぜ服の中、確認した?」
美月「ほら、だって一線越えちゃう時に幼稚なの着てたらテンション下がるかなって」
翼の返しに美月は納得した様子で首元を少し持って胸元の中身を確認してから素の表情で返してくる。
貴「お前はアホか!」
美月「私、もう20歳だよ。
いつ私を抱いてくれるの?」
貴「ハァ、ダメだこりゃ。行くぞ!」
美月「待ってよ、翼!恋人繋ぎで歩きたい!ここは恋の都でしょ?」
貴「パリジャンヌに毒されてきてるな?」
美月が手を握ると翼は解く事なく握り返してくるので、二人の距離は無くなって密着する。
美月「ふふっ、翼」
貴「ん?」
美月「んーん。素敵な夜だなぁって思っただけ」
美月は翼の肩に頭を預け、ゆっくりと歩き出した二人は美しく輝く花の都を満喫した。
ー後日ー
楽屋にて、
祐希「翼さん!」
貴「祐希?そんな怖い顔してどうした?」
祐希「こ、これ!この写真!どういう事!?」
貴「おい、その絡み、つい先日に沙友理と麻衣に...うん...ランジェリー姿の美月に俺が頬チューしてるように見えるな」
祐希「やっぱり!?そういう事なの!?
どんな状況だったと?ねぇ〜!」
貴「Fake news!記者会見は終わりだ。ありがとう。」
祐希「私にもして欲しい!今!すぐ!」
貴「いや、だから...あ、誰か来た...助かっ...」
美波「翼さん!これはどういう事ですか!」
麻衣「翼!!これはちょっと話し合いが必要じゃない!?」
沙友理「翼!前の、まちゅへの御礼はこれで良いで!」
貴「よし、ちょっと発信源にガチの説教してくるわ」
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ま - 面白いです!続きが気になります! (2月15日 11時) (レス) id: 05eb6baf46 (このIDを非表示/違反報告)
な - 続き待ってます (2023年2月13日 19時) (レス) @page4 id: e8039f9ffd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:TSUBASA | 作者ホームページ:http://exiledaisuki0113
作成日時:2023年1月21日 18時