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シャンゼリゼ ページ14

美月「今...なんて?ビジネスパートナーだとか」


聞き取れた単語に美月は少し目を伏せて落ち込んでいる様子だった。


貴「あぁ、ここは恋する街だから、仕事の付き合いとか関係ねぇ!男女の関係になっちゃいなよ!行け行け!って言ってた」


美月「わぉ...さすが...」


予想外の援護射撃に目を輝かせ、振り返ると貴婦人は美月の心を見透かすようにウィンクして腕に抱きつけとジェスチャーが返ってきて笑顔で頷いた。



貴「さってと〜…ほい、お1つどーぞ」



美月「ありがとう。ねぇ、翼さん...」


綺麗にリボンで包装された箱を子供のように早速開けて美月に手渡してくるので、今なら聞きたかった事に答えてくれるかと声を掛ける。


貴「ん?おっ!セーヌ河が見えた!あそこに座って食べよう」


美月「あ...うん!」



街並みは急に開けて川が見えると翼はベンチを笑顔で指差してくるので美月も笑顔で応えて話題を変えた。

パリ近郊の撮影が終わると日は暮れていき、眠らない街の街灯に光が灯った瞬間に美月は休憩する間もなく翼を連れ出した。

美月「おーシャンゼリゼ〜おーシャンゼリゼ〜♪」


貴「美月はんベタやなぁ」


美月「えー良いでしょ?」


世界一美しい通りと称されるシャンゼリゼ通りは夜になるとライトアップされて一層美しさが際立つ。


周りの観光客やカップル達と同様に美月のテンションが上がるのも無理はないと感じて翼は冷静な立ち回りになる。


貴「この通りを歩いた何億人の人がその歌を歌ったんだろうなぁ」


美月「ふふふっ、翼さんも混じろうよ!」



貴「前向かないと転ぶぞ〜」


数歩先に歩いている美月は振り返って楽しげな笑みを見せるので翼は小走りで追いついて2人は足並みをそろえて歩く。

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- 面白いです!続きが気になります! (2月15日 11時) (レス) id: 05eb6baf46 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き待ってます (2023年2月13日 19時) (レス) @page4 id: e8039f9ffd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:TSUBASA | 作者ホームページ:http://exiledaisuki0113  
作成日時:2023年1月21日 18時

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