乃木坂46のマネージャーは優しくて頼れる人 (ページ2)

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相手ページ2

明梨は手に持っていたオレンジジュースを齋藤の攻撃から守るように身体を丸める。翼はこの時、夫妻ともにアルコールを飲んでいない事に気づく。竜介は運転があると考えれば妥当だが明梨の方はもしかすると...そこまで考えを巡らせたがプライベートな話を翼は避けた。

貴「結婚かぁ、良いねぇ」

詮索していた事を誤魔化すように遠い目をした晃汰は、受け取ったばかりのコーラを一口グイッと喉に通した。我々はいつ結婚するのだろうかと、見たこともない森保のウェディングドレス姿を思い浮かべた。

「田中さん、彼女は...？」

竜介が躊躇いがちに尋ねる。

貴「いないねぇ」

翼その場を離れ食べ物の置かれたカートへと歩き出した。

やがて運営主催のビンゴ大会が始まった。翼もビンゴカードを渡されてはいたが会費は齋藤が払ったし外様の自分が景品に当たりでもした時の地獄絵図を考えてその役は齋藤に委ねた。

貴「当選確率2倍だってさ。ディズニー当てろよ」

この日の一等はディズニーリゾートのペアチケットだった。

飛鳥「任せなさいよ」

齋藤は無い胸を懸命に反らして、カードの真ん中を押し開けた。

貴「おぉ、気合入ってるな」
翼は再び、人だかりから離れた。齋藤がどんな表情で戻ってくるのか、楽しみで仕方がない。