宣誓布告 ページ47
寮に戻るとご飯を食べてるときに御幸さんが話しかけてきた。
御幸「よぉ沢村、大分食べれるようになったじゃん」
沢村「そんなこと別に良いだろ?」
高瀬「ため口になってんぞ!」
御幸「いや、気にしてないよ(お前は食い過ぎだけどな)」
沢村「それよか今日はなんでこんなに静かなんだ?」
御幸「聞いてなかったのか?」
沢村「?」
新田「紅白戦だよ」
御幸「そうだ。今度一年と二、三年で紅白試合すんだよ」
皆「え?」
御幸「今回の試合で一年の実力が見たいんだってさ。まぁ本来は夏が終わるまでは体力作りがメインなんだが今回の事。まぁ俺は違ったけど」
新田・友沢「...」
沢村「で、俺はその試合に出れんのか」
沢村は御幸さんの首もとをつかみながら質問してるが
降谷がやって来た
降谷「あの、ここ隣良いですか?」
沢村「なお前...なんでこっちに座ってんだよ!向こう側空いてんだろ!」
沢村のいちゃもんも無視して聞かない降谷は御幸さんに向かって宣言した。
降谷「御幸先輩...自分は明日...ここにいる誰にも打たせる気はありません...そしたら...自分の球、受けてもらえますか?」
沢村「な!?」
御幸「随分と言うねぇ」
周りに空気が冷めていく。降谷の発言で先輩達は席を立ち上がり俺達の周りに集まる。
『おいルーキー、言ってくれんじゃねぇか』
『誰にも打たせねぇだと?お前…ここがどこだか分かってんのか?』
『中学出たばかりの奴が調子に乗りやがって。ここはそんなに甘くないぞ』
『御幸に受けてもらいたきゃ、結果残し てから言えや…』
降谷「...」
「おい、みっともない真似をするな!!」
『た丹波...』
丹波「こんなことで下らないことをするな俺達はプレーで見せるしかないだろ!」
丹波さんの一言で騒ぎは収まったが降谷と丹波さんはお互いに睨み合っていた。
新田「(これは降谷の煽りで先輩方に火がついたな。紅白戦は闘争心剥き出しで絶対手加減しないんだろうな。…それに引き換え一年生の浮きっぷりは)」
御幸「まぁ頑張れよ」
とにかく試合前からかなりの意気込みを感じた。
高瀬「おかわりしてきます!」
新田と友沢と高瀬がおかわりをしてるとき丹波は3人その姿を睨む。
丹波「(やはり一番警戒するのはあの3人だな。さっきの事に全く動じてなかったな...誰だろうと絶対に打たせるわけにはいかない)」ギロッ
両者の考えが渦巻くなか試合の時間は近づいていく。
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エディ - 更新やめたのですか? (2021年6月14日 22時) (レス) id: 0d096cca08 (このIDを非表示/違反報告)
スバル - 更新楽しみです (2021年5月27日 17時) (レス) id: ecf43045b3 (このIDを非表示/違反報告)
コミ - もう完結したんですか? (2021年4月5日 16時) (レス) id: 95e2095ad7 (このIDを非表示/違反報告)
パズ - 更新する気ありますか? (2021年3月24日 16時) (レス) id: 11b86c0947 (このIDを非表示/違反報告)
笑笑 - 更新しないのですか? (2021年3月1日 21時) (レス) id: 11b86c0947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:TSUBASA | 作者ホームページ:http://exiledaisuki0113
作成日時:2018年8月14日 14時