【BTS】唯一の日本人 (ページ7)

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雨に滴るいい男ページ7

JIMIN SIDE

TH「うわ…すごい雨」

窓の前に立って外を見ながら驚きの声をもらすテヒョンア。

つられてそっちを見れば、さっきまで晴れてたのに
もの凄い土砂降りだった。

JM「あれ、そういえば翼ヒョンは？」

今日は夕方からゲームをする約束だったのに。

ジョングクがまた強くなったから2人で翼ヒョンより先に進めて驚かせようって話をしてたんだ。

まぁもちろん本音はゲームよりヒョンといたいっていうだけだけど。

ちなみに、ヒョンはびっくりするくらいゲームが強い。

いつも、僕達は、負ける。

JM「そう言えば翼ヒョンは？」

HS「あー翼なら買い物行くって出てったきりじゃない？」

JM「…え、この雨の中をですか？」

HS「行く時は、降ってなかったからな～」

なんだ、買い物か…。

ヒョン僕との約束忘れちゃったのかな。

ｶﾞﾁｬ

HS「おっ、噂をすればじゃない？」

玄関から聞こえた音に反射的に立ち上がる。

JN「ちょっ、なんでそんなに濡れてんの！」

玄関に迎えば、そこにはジニヒョンとびしょびしょに濡れた翼ヒョンがいた。

JN「傘は？持って行かなかったの？」

まるでオンマみたいに質問攻めをするヒョン。

貴「行く時は、晴天だったから」

JN「うん」

確かに。

それにしてもヒョンの色気ヤバイ

男の僕でも惚れる。

あっ、タオル…。

僕は自分の部屋に行ってタオルを持ってきた。

JM「ヒョンおかえりなさい。これ使ってください。」

貴「ありがとう、ジミン。それと遅くなってごめんね」

JM「え？」

貴「思ったより時間かかっちゃって、遅刻した」

さっきは気づかなかったけどヒョンの両手には
ビニール袋が握られていて、

中には食材や僕らの好きなお菓子やらが、1人で持つには大変なくらいたくさん入っていた。

もしかしてこれを買ってて遅くなったの…？

それを知らないでヒョンを疑ってしまった罪悪感とちゃんと約束を覚えててくれた嬉しさで、

少し複雑な気持ちになった。