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16話 ページ16

「え…うま…!」

「二人が頑張ったからだよ。」



不死川兄弟+私でテーブルを囲って作ったパンケーキを食べ始めいたら、玄弥君がそうぽろりと零した。

あ、因みにお父さんとお母さんの分も取ってあります。私優秀。



寿美ちゃんと貞子ちゃんは玄弥君を見てでしょでしょー!と得意げな顔をした。何この子達超可愛いんですけど。



「でもやっぱりAちゃんが教えてくれたからだよ!ありがとう!」

「ありがとうAちゃん!」



二人の笑顔が可愛すぎて思わず天井を仰いでしまった。息をするのすら忘れてた。



「二人が喜んでくれたなら良かった。」



そう言って二人の頭をぽんぽんと撫でてあげると二人はへにゃりと気恥しそうに笑った。

不死川君とちょっと似てる。やっぱり兄妹なんだなぁ。



「また教えてね!」

「ふふ、良いよ。」



二人に料理教えるのは全然構わないんだけどねぇ…。不死川君の家に来るのは抵抗あるなぁ…。



「A。」

「あ、はい。」



え、不死川君めっちゃサラッと私のこと名前で呼ぶね。



「また教えてやってくれると助かる。俺は教えてやれねェから…。」



不死川君は妹達を見て微笑みながらそう言った。

妹さん達のことを本当に可愛がってるんだな…顔に似合わず。でも素敵ギャップ萌え。



「兄ちゃん料理は作れるのに教えるのは下手くそなの!」

「す、寿美…!」



え、不死川君料理できるんだ。すっごく意外。(失礼)
全然できそうに見えないのに。(超失礼)



不死川君の意外な一面が知れました。


























「今日はありがとうなァ。」

「いえいえ、こちらこそ。」



不死川君はわざわざ私を家まで送ってくれた。別に良いって言ったのに。

律儀なんだね。見た目にそぐわず。(めちゃくちゃ失礼)



「じゃあ、またね。」

「あァ。」



不死川君は軽く手を上げて身体冷やすなよォと言ってその場を立ち去った。

私も一応ひらひらと手を振って不死川君を見送った。


…あれ?

な ん か め ち ゃ く ち ゃ 仲 良 く な っ て な い ?



「………………何故だ。」



てか流れ的にとは言え、家まで行って弟妹さん達とまで仲良くなるとか。

…不思議なこともあるもんだ。(遠い目)


























「Aちゃん、兄ちゃんの彼女になって欲しいなぁ。」


「ねー!兄ちゃんと結婚してお姉ちゃんになって欲しい!」


「俺もAさんなら代歓迎だなぁ。」




「……。」

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aya(プロフ) - ラストに向けた展開に心揺さぶられました! (2021年6月8日 2時) (レス) id: 72cb3c8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - ヤバっ!トリハダたちました…! (2021年5月16日 13時) (レス) id: 328ef4fff0 (このIDを非表示/違反報告)
- 学園祭のお話がすごーく良かったです!高校時代に戻りたくなっちゃった。茶道部だったから不死川さんにお茶点てて差し 上げたいわ〜。 (2021年3月14日 0時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
くれ - めっちゃ面白いです (2021年1月2日 17時) (レス) id: f26c98ad88 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の水道水(プロフ) - いやなんかw主人公の実況が好きすぎてw (2020年11月18日 7時) (レス) id: 44bf365a1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白霞 | 作成日時:2020年7月11日 23時

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