1話 ページ1
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人生とは何があるかわからないもの。
例えばそう、怖いなぁ、絶対に関わりたくないなぁ、と思ってた人達に挟まれて帰宅をすることになることだってある。
本当に何が起こるかわからないものですよ。
わー、怖い怖い。
「おィA、テメェちっせェなぁ。おはぎ食えおはぎ。」
「え、ああ、はい…。」
平均身長なんですけどね私。
てかおはぎは美味しいけど食べても背は伸びないと思うんですよね。
「何故お前はそう弱腰なんだ。大体な、もっとハキハキと喋るべきでな…」
「あ、はい。」
いや貴方も年柄年中マスクしてるじゃないですか。マスクつけてるからハキハキとは喋ってないじゃないですか。
自分だけ良いんですか?お前のものは俺のもの、俺のものも俺のものタイプなんですか?
「(食うなら鮭大根の方が良いぞ。)」
冨岡君に至っては目力が半端ない。目で会話するよう求めて来る。
いや無理だから。私目で会話する超能力とか持ってないんですよ。
…ねぇやめて?そんなにガン見しないで怖いから。
「冨岡ァ、テメェは何か発せよ。口ついてんだろ。」
「(俺は嫌われていない。)」
冨岡君の口はどうやら鮭大根を食べる為にしか特化していないようだ。何一つ発さない。
まるでただの屍のようだ。
「あン?やんのかテメェコラ。」
「ちょちょちょ、不死川君。ここ道路。小学生も通るから。ね?ね?」
「……ッチ。」
今舌打ちされたんですけど。殴り掛かろうとしたの止めただけなのにさ。
理不尽だねこの世界!
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おっと、それでは。
何故私がこんな被害を被っているのか。その経緯をお話しよう。
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aya(プロフ) - ラストに向けた展開に心揺さぶられました! (2021年6月8日 2時) (レス) id: 72cb3c8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - ヤバっ!トリハダたちました…! (2021年5月16日 13時) (レス) id: 328ef4fff0 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - 学園祭のお話がすごーく良かったです!高校時代に戻りたくなっちゃった。茶道部だったから不死川さんにお茶点てて差し 上げたいわ〜。 (2021年3月14日 0時) (レス) id: 7c1fbdaf37 (このIDを非表示/違反報告)
くれ - めっちゃ面白いです (2021年1月2日 17時) (レス) id: f26c98ad88 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の水道水(プロフ) - いやなんかw主人公の実況が好きすぎてw (2020年11月18日 7時) (レス) id: 44bf365a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白霞 | 作成日時:2020年7月11日 23時