The Secret Code-JJside-02

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「幸せになってね？ありのままの自分が出せる人を見つけて幸せに…」





A「う、うん…」





「君は綺麗だから…きっとすぐに良い人が見つかるよ^^」





A「いや…そんな事なッi」





「なんだよ〜！高嶺の花なんだから！もっと自信持って！！ね！？」





元カレは私の手をギュッと握ると

小さく頷いて「じゃッ」と言って

私を残して去って行った





1人残された私は情けなくて

動けずにいた

相手の事を考えて…

相手のイメージを壊さないようにと

色々気を使った結果がこれだ





A「はぁ…最低か…」





私はその場に蹲り頭を抱えた

人に嘘を付いてまで

幸せになろうとした私への罰だ…





もうここまで来たら

そう考えざるをえなかった

とゆーかそれしかなかった

嘘を付いて

相手のイメージ通りに演じて

いつ自分を出してるかって聞かれたら

元カレの前では自分を出してない事に気が付いた






A「最低な女だ…」





そんな事を思いながら

私はタバコを咥えて火を点けた

人前で素直になれないのは昔から

人から嫌われたくなくて

無理をしちゃうのも昔から…





ありのままの私ってどれ？

万が一家にいるような

グータラな口悪い女だと知ったら

きっとみんないなくなっちゃうよな…

それだけは耐えられなかった



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