"2人だけ"の秘密（桃×赤） (ページ8)

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赤

桃『あの、さ…』

さっきまで明るく話していた小瀧やったけど急に歯切れが悪くなった。

何か悩みでもあるんやろうか。

赤｢ん？どうしたん？｣

桃『最近さ、会えてないやん。』

赤｢そうやな。｣

桃『正直言ってしげ不足やねん。だからさ、デートせえへん？』

赤｢え？｣

俺は小瀧の予想外の言葉にビックリした。

それと同時に会いたいって思ってるのは俺だけやなかったんやと安心した。

小瀧が素直に気持ちを伝えてくれたんやから俺も素直になりたい、

そう思い

赤｢…俺も会いたいし、一緒に出かけたい。｣

と、答えると小瀧は

桃『じゃあ、今度の休みに買い物しに行こうや。

その時さ俺を女の子のように扱ってな！』

と少し理解し難いことを口にした。

赤｢"女の子のように扱ってな"ってどういうこと？笑｣

桃『俺へのプレゼントのついでやから、しげにリードして貰いたいねん。笑』

あ、そう言うことか。

赤｢ん、ええよ！｣

桃『楽しみにしてるで。』

赤｢俺も。｣

俺は電話が切れた後、早速カレンダーに[小瀧とデート]と書き込んだ。