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1日遅れのホワイトデー ページ40
桃
桃『終わったら渡したいものある。』
しげが見たのを確認して、スマホの電源を消す。
今日は3月15日、ホワイトデーの次の日。
昨日はそれぞれ仕事があって会えなかったから、今日バレンタインのお返しをしたい。
少し緊張するけど、勇気を出してくれたしげのために頑張りたくて。
収録終わり、すぐに帰らずに俺のとこに来てくれたしげ。
赤｢どうしたん？｣
桃｢バレンタインのお返し。｣
赤｢え、ありがとう…！｣
そう言って紙袋の中を覗くしげは嬉しそうやけど、もっと喜んでもらいたい。
桃｢……大毅、｣
赤｢…へ、｣
驚いて顔を上げたしげにキスをして
桃｢…大好き。｣
真っ直ぐ気持ちを伝える。
赤｢っ、｣
あっという間に真っ赤になる頬。
どうしようも無いくらい可愛くて、愛おしくて。
思いっきり抱きしめると、同じくらいの強さで抱きしめ返してくれる。
赤｢…俺も、大好き…｣
小さな声だったけれど、はっきりと聞こえた返事。
しげ、
…大毅のことがもっと好きになった。
1日遅れのホワイトデー END
続く (更新停止中)
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作者名：このは | 作成日時：2020年7月26日 22時
