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さっきから小瀧がおかしい。


急に大きな声を出すから、なんの夢見たか思い出したんやと思ったのに。


それからは俺が話しかけても顔を合わせへんし、笑顔が少しぎこちない。


…俺は、小瀧のことが好きやから顔を背けられんのは辛い。


もしかしたら何か悩んどるのかも。撮影が終わったら聞いてみよう。


そう思ってたのに小瀧は撮影が終わった瞬間、



桃「ありがとうございました。」



と言って逃げるように走り去った。


やっぱり何か悩みがあるのかもしれへん。そう思った俺は小瀧の後を追った。



ガチャ


楽屋の扉を開けると小瀧の姿はなかった。



橙「おかえり〜」



黄「もう撮影終わったん?」



赤「あ、うん。てか小瀧は?」



青「まだ戻ってきてないで。」



赤「楽屋に戻ったと思ったのに。」



ほんまに小瀧どこ行ったんやろ?



紫「一緒やなかったん?」



これは俺一人で解決するべき問題やない、と思ったからみんなに相談することにした。



赤「なんか、小瀧おかしいねん。」



すると俺の周りに自然とみんなが集まってきた。



緑「おかしい?どういうことなん?」



俺は今日の出来事を話した。



紫「んー」



黄「何でやろ…」



橙「多分やけど見た夢が関係してるんやない?」



緑「確かに。」



青「何の夢やろ?」



赤「俺でてきたらしいで。」



紫「しげが出てきたん?」



赤「うん。」



てことは、俺のせいで悩んでんの?


俺の言葉を最後に静まり返る楽屋。



すると、小瀧が戻ってきた。

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作者名:このは | 作成日時:2020年7月8日 0時

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