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そんなこんなでようやくクッキーをオーブンに入れるまでできた。



赤「焼き上がるまで時間あるけど何するん?」



桃「あ、その間にご飯作ろと思っててん。」



そっか、もうそろそろご飯作らなあかん時間か。


てことは、段々この幸せな時間に終わりが近づいてるってことや………


いや、今はそんな事考えないでこの時間を楽しまんと!




赤「なんか俺、手伝うことある?」



桃「あ、じゃあ、これお願い。」



赤「りょーかい。」




キッチンにクッキーのええ香りとご飯のええ香りが広がっとる。


食べるのが楽しみや。


ていうか、やっぱり小瀧、手際ええな。



桃「あ、しげ〜、それ取ってくれへん?」



赤「ん〜?これ?」



桃「そ、ありがと。」



小瀧に頼まれたものを渡すと、俺の事をじっと見つめる小瀧。


…そんなに見つめられるとドキドキするんやけど。



赤「……小瀧?どうしたん?」



桃「いや、なんか、夫婦みたいやなって思って。笑」



赤「ん〜、そうか?w」



桃「あ、今から夫婦コントせえへん?」



赤「アホ!誰がするか!」



急に見つめてくるからビックリしてたら、夫婦みたいって……


小瀧がそんなこと言うと思わんかった。


頑張ってツッコんだけど、意識してもうて料理に集中できひんわ!

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作者名:このは | 作成日時:2020年7月8日 0時

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