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桃
ほんまにメンバーの中におるんかな、そう考えてたらしげが俺の目の前に来た。
赤｢こ、小瀧。｣
桃｢ん？どないしたん？｣
赤｢こ、これ。｣
そう言ってしげは俺の手のひらにいちごの飴をのせた。
桃｢え、これって…｣
赤｢これ、美味いんやって。｣
この飴を渡してきたってことは俺のことが好きってこと？
桃｢え、ほんまに俺貰っていい？｣
赤｢ええで？｣
俺は堪らずしげを抱きしめた。
赤｢ちょ、小瀧？｣
抱きしめただけで顔赤くなるとか可愛ええ…
桃｢しげ、俺も好きやで。｣
赤｢え？｣
好きって言っただけで顔赤くなるとか可愛ええ…
桃｢ほんまに可愛ええな。｣
赤｢…神ちゃんもしかして俺のことはめた？｣
緑｢だって、のんちゃんがしげの好きな人知りたいってずっと言っとったし。｣
赤｢…じゃあ、みんなこの飴の意味知ってたってこと？｣
青｢そうやで。｣
状況を理解して更に赤くなるしげの顔。沸騰しそうなくらい顔赤くなってんで。
黄｢そういえば、何ですぐのんちゃんに話しかけに行かなかったん？｣
赤｢え？だって、この飴渡す勇気がなかったんやもん。｣
え、なにそれ可愛すぎ。笑
橙｢しげにも可愛ええとこあるんやな。笑｣
紫｢ほんまやな。笑｣
桃｢しげの好きな人って俺の事やったんや。｣
赤｢せやで。｣
だからしつこく好きな人が誰か聞いても教えてくれへんかったんや。
この恋が実ったのは全てメンバーのおかげ。
メンバーに感謝しながらずっとしげの事を好きでいよう。
桃｢しげ、俺のこと好きになってくれてありがとう。｣
赤｢小瀧こそ、俺のこと好きになってくれてありがとう。｣
桃｢絶対に離さへんから。｣
赤｢俺も…｣
しげの好きな人 〜END〜
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作者名：このは | 作成日時：2020年7月8日 0時
