こたしげTime (ページ28)

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赤

赤｢……好き｣

桃｢…え？｣

赤｢え？｣

待って、俺今なんて言った？好きって言った？え、待って。

せっかく俺の事支えてくれようとしたのに…

いや、もう遅い。出てしまった言葉は戻せへん。

そう思った俺は逃げるように

赤｢や、なんでもない。｣

と言い楽屋を出た。

桃｢…待ってや、｣

でも小瀧が俺の腕を掴んだから、できひんかった。

赤｢っ、何？｣

桃｢しげ、さっきのどういうこと？｣

さっきのこと……嫌や、思い出したくない。でも

桃｢…俺のこと好きなん？｣

って俺の事を見つめてくるから

赤｢、好き｣

また、好きって気持ちが溢れてしまうんや。

桃｢俺も好きやで。だから、またなんかあったらすぐ言ってな？｣

そう言って俺の唇にキスを落とす小瀧。

赤｢わかった。｣

なんか、余裕そうでムカつく。

赤｢小瀧もなんかあったらすぐ言って。｣

そう言い、小瀧が俺にしたように唇にキスを落とした。

小瀧の方が身長高いから背伸びしてやけど。

小瀧の顔を覗くと俺より真っ赤になっていた。

桃｢ちょ、見んといて。｣

赤｢可愛い。｣

桃｢もう、さっきのしげはどこいったん？｣

そう言いながら2人で笑い合う、幸せやな。

気づいたら、もやもやした気持ちは、いつの間にか消えていた。

小瀧は俺の王子様や、なんてな。笑

俺の王子様～END～