十一回目の引き金 ページ15
龍｢とりあえずまずは、聖无ちゃんを探そう。
俺は、4人じゃないとTRIGGERじゃない、
少なくとも俺は毎日思っているから｣
二人は、素直に頷いてくれた。
昼とはいえ、ここは東京。広いし障害物にもなる
多くの高くて大きなビルが数多く立ち並んでいる。
そんな中で、彼女が行く場所といえば、どこだ…。
龍｢、あそこなんじゃ｣
天｢あそこ?｣
龍｢俺と聖无ちゃんが初めてあったあのベンチ。
悩み事とかがあった時は絶対そこに行くんだ｣
楽｢よし、じゃあ行くぞ｣
聖无ちゃん、待っててね。
君もいないと、TRIGGERじゃないから…!
〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*
防寒具を着てこなかったのが間違いだった……………
本当に寒い…レッスンルームが暖かすぎたんだ。
温かいコーヒーを買って、缶の蓋を開けて飲む。
味はしないけど、温かい。内側がホッとする。
でも、やっぱりわたしは二人から抱きしめられる
あのほんのりとした暖かさが大好き。
防寒具ほどは暖かくないかもしれない。
でも、どの防寒具よりもあの温もりは大好きなんだ。
『……………』
天｢!! 聖无! 何をしてるの!｣
『、』
また心配をかけてしまった、わたしが、
怒られる、そう思っていたけど、逆だった。
龍之介さんが、わたしを抱きしめてくれた。
そうだ、この暖かさ。
コーヒーよりも温かいこの暖かさ。
楽｢悪い。嫌なこと思い出させてしまったな｣
『ううん、ち、ちがうの、わたしが悪いの!
みんなと違うから、わたし、鈍いしトロいし、
みんなみたいに賢くないからよくわからなかった。
わたしは、みんなが楽しめばそれでいいんだって、
ずっとそんな単純な思いでやってきた。
だから、わたしは辛くても無理やり笑顔をしてた。
笑顔さえしてればみんなも笑顔になってくれる。
でも、そしたらいつの間にか泣けなくなってしまって、
泣き方を、どんな場所で泣いたらよかったのか忘れて。
こんなわたしなんか、TRIGGERに必要なのかな』
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星空ブリキ(プロフ) - 星さん» ありがとうございます(涙) よく自分の作品にコメントを残してくださり本当に嬉しいです(涙) 聖无なりの想いが伝わったらいいなって思いました (5月27日 22時) (
レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
星 - メチャクチャ楽しい‼️友達に原作漫画を読ませてもらったけど、オリキャラの聖无がメチャメチャ可愛かった。内容も結構大好き。 (5月27日 20時) (レス) @page1 id: 9d24992ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空ブリキ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Buliki/
作成日時：2022年11月1日 16時
