いつか、会えたなら。【三輪秀次】 (ページ2)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:8,197 hit

1 ページ2

きゃははは、と子供の無邪気な声がする

今日は雨だから

2-3と書かれた教室に、2人の子供がいた

「雨だね～。秀次、傘貸してあげるよ！濡れちゃうでしょ？」

「いいよ、A。Aが濡れちゃうよ」

「いいの！私は今日は濡れたい気分なの」

「じゃあ、僕とAで一緒の傘にはいって帰ろうよ！」

「「あめあめふれふれかあさんがー♪」」

ふたりで手つないでをぶんぶんふって家路に着いた

周りの大人から微笑みを向けられる

水たまりに入ったり

水をかけあったりしながら

「秀次！雨って楽しいね！」

「うん！すっごく楽しい！」

そうこうしているうちに秀次の家に着いた

「そうだ秀次！この傘待っといてよ！」

「いいけどなんでー？」

「いいからいいから！」

不思議そうな顔をした秀次

家の中から秀次のお姉さんが出てくる

「2人とも、こんなに濡れちゃって…」

「「いひひひひ」」

そう言ってタオルで私たちを拭いてくれたあの優しいお姉さんは

もうこの世にいない

◇◆◇◆

短い文でごめんなさい！

これは過去編なので、句読点を少なめにしております╰(*´︶`*)╯♡