公認 NO.7 ページ9
ある料亭の豪華な和室。
そこに…私と彼氏の七瀬陸は正座で座っていた。
しばらくしてゆっくりと開かれた襖。
ビクリと肩を揺らしながら目を向けると、眼鏡と帽子で変装したTRIGGERのセンター九条天の姿が。
天「またせてごめんね」
荷物を畳の上に置き、私達の向かいに座った九条さん。
私達は…急に九条さんに呼び出された。
なんか…陸が
陸天にぃ!久しぶり!元気?今日は報告したいことがあって!俺、彼女できたよ!
とラビチャを送ったらしく…
天久しぶりだね。体調は大丈夫?こっちは忙しいけど元気。暖かくして寝てね。ところで彼女ってどういうこと?来週の夜会う予定だったよね?その時紹介して。
と、言うことで会うことになった。
九条さんはジッと私の方を見てくるので正座で足が痺れ、緊張で変な汗が出そうだ。
陸「天にぃ、どうして急にAに会いたいなんて言い出したの?」
九条さんはお茶を飲みながら柔らかく陸に微笑んだ。
天「陸に恋人ができたんだもん。会ってみたいじゃない」
絶対嘘だ!!私を見る目が怖いもん!
そして…ここからが本題。そう言って九条さんは私に向き合う。
その目はアイドルの目で…でも、お兄ちゃんの目だった。
天「君は陸のどこを好きになったの?アイドルだからっていう理由じゃないよね?半端な気持ちなら別れなよ。スキャンダルが危険な世界だ。一般人の君にだってバレたら凄い迷惑がかかるんだ。二人共、その覚悟があるの?」
どうやら…予想通り、真面目な話らしい。
私はきちんと覚悟を伝えようと口を開きかけた。その時…。
陸「覚悟はできてるよ!確かに迷惑をかけちゃうかもしれないけど、俺はちゃんとAが好き!だから天にぃが反対しても別れたりしない!」
天「陸…………」
私も姿勢を正して九条さんに向き合った。
『私も同じ気持ちです。アイドルだからとか関係なく、私は彼が好きです。スキャンダルには注意します。私が好きなのは七瀬陸です』
九条さんはハァ…。とため息をついた。
ゆっくりと閉じていた目を開き、ホッとしたように笑った。
天「別に反対してるわけじゃないよ。ファンを悲しませてほしくないだけ。あまり頑固親父みたいなことは言いたくないしね」
陸をよろしく。そう言って九条さんは和室を出ていった。
私は嬉しくて陸君の方を見た。
口元を手で覆った真っ赤な陸。
陸「さっき言ってたこと…ほんと?」
私の顔も真っ赤になった。
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紅兎★天使 - こんにちは、作者の紅兎★天使です。この度、なぜかGoogleが初期化してしまい、パスワードもわからない為小説の更新ができません。しばらく休むことになってしまいます。私も書きたかったのでとても辛いです。ご了承ください。大変申し訳ありません。 (2018年2月5日 18時) (レス) id: 0643382e40 (このIDを非表示/違反報告)
はるまん - 今見たよー!!!忙しいのにごめんなー!!!あとありがとー!!!(≧∇≦)読みながら妄想したよ、可愛いヤマさんと一織を……ヌフフまたリクエストするかもだけど、よろしく!!! (2018年1月27日 19時) (レス) id: f4965df5c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - はるまんさん» オッケー!リクありがと!時間いただくかもだけど書くからね! (2018年1月27日 15時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
はるまん - またリクいーかな?ヤマさんは夢主が好きで、でも夢主が一織に構いまくるからヤマさんは一織に嫉妬する。でも実は一織も夢主が好きでヤマさんとバチバチィ……ってなるけど夢主はナギとくっついていたというオチ(ギャグ風に)……な感じでお願いしたい!長くてごめん! (2018年1月27日 8時) (レス) id: f4965df5c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - 美来さん» 最高と言ってもらえてよかったです!ありがとうございましたー!! (2018年1月23日 18時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅兎★天使 x他1人 | 作成日時:2017年11月22日 16時