失恋でしょうか?2 NO.3、5 ページ26
陸side
最近、壮五さんが元気ないって環から聞いて俺達が励まそうって思ったんだ!
でも、俺達だけでうまく聞けるかわからなかったから天にぃにも頼ったよ!
天「で?相談ってなに?」
ソファに座り、向かい合うと天にぃは口を開いた。
楽「そんな聞き方だったら言いにくいだろ」
龍「壮五くん、話してみてよ」
壮五「実は……」
ボソボソと口を開いた壮五さん。
その口から話された本音はとんでもないものだった。
全て聞かされた俺達は少しだけ。いや、かなり驚いていた。
ナギ「みつーきとライバルですか……」
龍「そうだったんだね…」
楽「Aのことが好きだったなんてな…」
気づいてあげられなかったという事実に少しだけショックを受けた。
それと、メンバーの人が同じ人を好きになってしまったということにも。
すると、今まで黙っていた天にぃが口を開いた。
天「それで?このままいい思い出でしたで終わるつもり?」
楽「おい、人の話聞いてたのかよ!もうあいつは…!」
天「なら!」
俺達がビックリするような声を出した。
あの天にぃが声を荒げた。
壮五さんの目を見ながら天にぃは続ける。
天「別に略奪しろなんて言ってない。ただ、アイドルとしての自覚があるのかって聞いてるの。恋愛をするなとは言わないよ。ボクたちも人間だしね。ただ、それを仕事に支障をきたすほど出すのはどうなの?」
壮五「別に支障をきたしては!」
天「きたしているからメンバーにも心配されるんでしょ。」
壮五さんの言葉を遮った天にぃは壮五さんに近づいてじっと見た。
天「肌……荒れてる。きちんと栄養取ってないでしょ。くまもできてる。……スッキリさせる方法なんて一つしかないんじゃない?」
ここまで来たらわかる。天にぃは前に進ませようとしているんだ。
壮五「……はい。ありがとうございました」
壮五さんはしっかりと頷いて静かに頭を下げた。
そしてドアを開いて楽屋を出ていく。
顔を上げたとき、俺の目には少なくともスッキリした顔になってたと思う。
楽「不器用なやつだな」
龍「大丈夫かな…?」
天「大丈夫だよ、彼ならね」
陸「天にぃ!ありがとう!」
天「うん。この後仕事だからまたね」
俺たちも頭を下げて、楽屋を出る。
ナギと一緒に歩いた廊下の先、壮五さんとAが向き合っていた。
そして、遠目から泣いている二人を見て頑張ったのだなとこちらの胸も締め付けられた。
リクエストありがとうございました!
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紅兎★天使 - こんにちは、作者の紅兎★天使です。この度、なぜかGoogleが初期化してしまい、パスワードもわからない為小説の更新ができません。しばらく休むことになってしまいます。私も書きたかったのでとても辛いです。ご了承ください。大変申し訳ありません。 (2018年2月5日 18時) (レス) id: 0643382e40 (このIDを非表示/違反報告)
はるまん - 今見たよー!!!忙しいのにごめんなー!!!あとありがとー!!!(≧∇≦)読みながら妄想したよ、可愛いヤマさんと一織を……ヌフフまたリクエストするかもだけど、よろしく!!! (2018年1月27日 19時) (レス) id: f4965df5c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - はるまんさん» オッケー!リクありがと!時間いただくかもだけど書くからね! (2018年1月27日 15時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
はるまん - またリクいーかな?ヤマさんは夢主が好きで、でも夢主が一織に構いまくるからヤマさんは一織に嫉妬する。でも実は一織も夢主が好きでヤマさんとバチバチィ……ってなるけど夢主はナギとくっついていたというオチ(ギャグ風に)……な感じでお願いしたい!長くてごめん! (2018年1月27日 8時) (レス) id: f4965df5c9 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - 美来さん» 最高と言ってもらえてよかったです!ありがとうございましたー!! (2018年1月23日 18時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅兎★天使 x他1人 | 作成日時:2017年11月22日 16時