龍の妹は愛され女子です！【アイナナ】 (ページ5)

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日常4 ページ5

感動(？)の再会のあと、沢山天に小言を言われながら百達と一緒にスタジオに移動した。

どうやら今日はクイズ番組らしい。数々の芸能人がチームになって競う。

優勝者の豪華賞品はお菓子セット。

『みんな！私の為に優勝してね！』

楽「なんでお前の為なんだよ」

百「今回は負けられないね！」

『当然だよ！いくら百でもうちのTRIGGERには勝てないよ！』

龍「A…………！！」

『お菓子は私のものだ！』

天「はぁ…そんなことだろうと思ったよ」

千「心配しなくても僕らが優勝したらAにも分けてあげるよ」

スタッフ「それじゃあ本番いきまーす！」

頑張ってね～！と皆に手を振り、私も姉鷺さんと一緒に見ることにした。

渡されたジュースを喉に流し込みながらパイプ椅子に座って皆に目を向けた。

司会者「第七問！［桃とリンゴのスパークリング！］で有名なジュースとは一体何でしょう！」

ピンポーン！と心地よい音が響いて手元のランプが光る。
回答権は百だ。

百「フッ……答えはももりん！！！！」

ピンポンピンポーン！！

正解を告げる音がしてRe:valeチームにまたポイントが入った。

ドヤ顔でこっちを見てくる………。

Re:valeチームはこれで4点目。
TRIGGERチームは2点目だ。

このままでは負けてしまう。

『こんな簡単な問題もわからないなんて……！』

姉「いや、それより何よ。この問題」

隣で冷静なツッコミをしてくる姉鷺さんを無視して、私は拳を握る。

『お菓子がかかってるんだ……！頑張れよ！』

姉「目的バレバレよ………」

司会者「第八問！お蕎麦で有名な組み合わせの割合とは、」

ピンポーン！

まだ問題の途中なのに音がなる。

回答権は楽。

楽「二割蕎麦」

ピンポンピンポーン！！

『すげぇ………』

同じチームの天と龍にぃも口を開けて驚いている。百と千もだ。

ドヤ顔でこっちを見てくる楽。

姉「いや…だから何よ、この問題」

司会者「第九問！沖縄で女の人の挨拶は『はいたーい』ですが、男の人の挨拶は……？」

これは答えられるだろう。

龍にぃがボタンを押し、笑顔で答える。

龍「はいさーい！」

ピンポンピンポーン！！！

これで同点だ。
ちなみに他の出演者さんはこの2つのグループに圧倒されてるのと問題のマニアックさで全然答えられてなかった。

結局、Re:valeが優勝しお菓子は百に取られた。

『なんで負けたァァァァ！！』

楽「じゃあお前でろ！」

『問題聞く前にボタン押しちゃうから無理！』