龍の妹は愛され女子です！【アイナナ】 (ページ15)

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日常12　　天side ページ15

ある日、龍から連絡が来た。

なんだろう？と思って開いてみると…

龍大変だ!Aの様子がおかしい!どうしよう!

画面を見て思わず目を見張った。

Aの様子がおかしい？いつものことでしょ。

そう思うのに、なぜか冷静ではいられなかった。

今から家に行くと返信し、楽にも連絡する。

数分して、迎えに来た楽と一緒に龍の家に向かった。

インターフォンを鳴らすと、すぐに玄関を開けてくれた龍。

龍「ごめんね！急に！」

天「別に平気。で？様子が変ってどうゆうこと？」

家に上がりながら、龍に聞くと眉を潜めた。

龍「実は……なんか一人でニヤニヤしたり…鏡に向かって笑いかけたり…何回も何回もラビチャ確認したりしてるんだ」

うわ。気持ち悪。

天「それは変だね。新しいウイルスかな？」

しばらく黙っていた楽は、少し考えるようにうつむくと、顔をあげた。

楽「おい、それっていつからだ？」

龍「え？えーっと……楽の映画の挨拶終わってからくらいかな…？」

楽「あぁ…やっぱり…」

天「どうゆうこと？心当たりでもあるわけ？」

楽「まぁな」

リビングの椅子でニヤニヤ笑っているAに近寄っていった楽。

目の前で手を振ったりしているけど、全く気づいてない。

ボーッとしすぎじゃない？

あっ、楽、頭叩いた。

『痛い！何すんの！？って…楽！？なんでここに！？』

存在にも気づいてなかったんだ…。

楽「おまえ、八神透からの告白で浮かれてんだろ？」

いきなりの楽の発言にビクってなるA

あ…図星なんだ？

楽「あの時ボーッとしたまま帰ったからな。まさかと思ったらホントだったんだな……」

龍「こっ…ここここ告白！？Aが！？」

僕の後ろで顔面蒼白になっている龍。

『なにさ！楽には関係ないからいいでしょ！』

楽「浮かれてんじゃねーか」

『悪い！？人生初の告白だよ！？浮かれるじゃん！』

………僕達忘れられてる？

なんか腹が立った。

Aに近づくと、真正面に立つ。

天「A」

『ん？天もいたの！？』

天「うるさい。それくらい気付いて。あと、告白くらいで浮かれないで。100年早いから。」

『えっ！？なんでそんなに言われなきゃいけないの！？』

天「そんなにボーッとしたら仕事にならないでしょ。」

『仕事はきっちりやるし！』

天「Aには無理だね」

『なんで！？』

天「不器用だから」

『図星だけど理不尽！！！』