安心 NO.10 ページ48
先日、私の弟が風邪を引いた。
親は海外で働いているので、家にいるのは私一人で…。
どうしようか困っていた時に、親友の龍は助けてくれた。
弟は今流行のインフルエンザで、大事には至らなかった。
これで解決。と思ったのだが……。
どうやら感染したらしい。
朝、いとこの三月からラビチャが来ていて龍が風邪をひいたことを知った。
責任を感じて、私は看病することとなった。
色々材料などを買い込み、熱冷ましシートやポカリスエットなども買った。
で………看病を初めて数時間。
もう夜も遅いので泊まることになった。
流石に部屋は別である。
パジャマを渡されて、少し申し訳ない気持ちになる。
『ありがと…』
龍「ごめんね？わざわざ…」
『大丈夫だよ、私の方こそうつしてごめんなさい…』
龍「大丈夫だから！すぐに治るよ！」
でも…………と言って龍は近寄ってきた。
身長が私より遥かに大きい龍が近くに来て、私は見上げる形になる。
龍「俺は風邪ひいてるから大丈夫だって…本気で思ってる？」
私の肩につくくらいの髪を一束すくい上げて、口元に近づけながら龍は私を真っ直ぐ見る。
まだ熱があるからか、龍の瞳は火照っている。
『えっと……龍？やめて…』
後半小さくなりながらも、思わず目をギュッと閉じた。
しかし、特になにも起きない。
恐る恐る目を開けると、ニッコリ笑っている龍。
……騙された。
龍「いい？油断して簡単に男の家に泊まっちゃだめだよ？」
『わかってるから！早く寝て！』
はいはいと笑いながら寝室に向かう龍。
辛くなったら呼ぶように言ったけど、きっと迷惑をかけるからと私を呼ぶことはないのだろう。
『龍！』
私の声にフラフラしながらも振り向いた龍。
緊張からか、手に力がこもる。
パジャマにシワがつかなきゃいいが…。
『辛くなったら呼んでよ？』
驚いたように目を広げた龍。
そしてクスクスと笑いながら龍は頷いた。
龍「うん、ありがとう。頼りにしてるよ」
私はその言葉に安心して自分の用意された部屋に向かった。
自分の寝室に戻った龍は、ずるずると扉によっかかりながら座り込んだ。
赤くなった顔の口元を手で隠した。
龍「パジャマ抱きしめて…呼んでねとか…ゆっちゃだめでしょ…。誰にでもこんなことしてたらとんでもないよ………」
顔が赤いのは……インフルエンザのせい？
それとも……………？
そろそろ 特別ストーリー→←old playmate NO.1
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てぃあクン. - あの，一織の一人称が違いますよ！私ですよ！ (2018年7月20日 19時) (
レス) id: d73fedcf27 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - いえいえ！これからも作品頑張って下さいね！ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - Ryo Inoさん» あわわ！すいません！気づきませんでした！！教えていただきありがとうございます！ (2017年12月18日 20時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - 万理さんの漢字が違いますよ！！理科の理です！！ (2017年12月18日 1時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - 美来さん» 喜んでいただいてうれしいです！素敵なんて言葉私にはもったいないくらいです！こちらこそ、リクエストありがとうございます！またよろしくお願いしますね！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅兎★天使 | 作成日時：2017年10月18日 19時
