ブレイクしようぜ！ NO.ピタゴラ組 ページ39
三月「だからこれは譲れないって言ってんだろ！」
いつもは優しく男らしい三月の怒鳴り超えが聞こえてきて椅子から落ちた。
慌てて大音量でかけていた『Secret night』を一時停止して、リビングに向かう。
『どうしたの！？』
急いでドアを開けると、そこにいたのは三月とナギ。あとのんきにお茶を飲んでるヤマさん。
『ちょっ！なになに？何があったの！？』
ナギ「OH〜！みつーきぃ！過激でーす！」
三月「これは日本人として譲れねぇ！」
ナギ「私は日本人じゃないでーす！」
何やら凄い剣幕で怒っているので、私はヤマさんの前の椅子に座る。
『なになに？何があってあんなにおかんは怒ってるの？』
三月「おかんじゃねぇ！！」
大和「ん〜？なんかお互い絶対に譲れねぇって怒ってる」
『いや、だからなんで？』
ん。と言って肘をついたヤマさんが指差したのは机の上の本日のお菓子。
…………たい焼き。
『なんでたい焼きで怒ってんの？人数分数あるじゃん』
大和「いや、個数じゃなくて……」
言い合っている二人の話を聞いていると…
三月「日本人は昔からこしあんって決まってんだよ！」
ナギ「たい焼きの王道はクリームでーす！」
………うん。
『くだらねえ…』
大和「だろ？さっきからあの調子だよ。おい、オメーら！たい焼きのNEW FACEはチョコだろ！」
『お前もか！？』
手渡されたほうじ茶に口をつけ、舌に火傷をおった。
手をパタパタと動かして舌を冷やしながら、私は二人を見る。
『だいたい…なんでその2つで揉めるわけ？』
三月「は！？Aもクリーム派なのか！？」
ナギ「こしあんなのですか！？」
大和「安心しろよ。Aもチョコだからさ」
『いや、全部違うし。私は断然お好み焼風。』
三月「なんだよ、それ」
ナギ「美味しいですか〜？」
大和「食ったことないな…」
私は立ち上がり、三人の前に立つ。
『お好み焼きみたいなたい焼きだよ！ご飯みたいで美味しいしね！』
三月「おかず系ってことか……」
ナギ「気になりまーす！」
大和「もうすぐお昼時だし、食いに行くか？」
頷いた私達は軽く準備をして外に出た。
ピタゴラ組との初デートは近くのたい焼き屋さん。
美味しかったけど、女の子らしさがない。って言ったヤマさんのすねを全力で蹴った。
口についたソースを拭ってくれた三月にドキってしたり、奢ってくれたナギにもキュンとした。
また行こうね。そう言い笑った三人の口の周りにはソースがついていた。
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てぃあクン. - あの，一織の一人称が違いますよ！私ですよ！ (2018年7月20日 19時) (
レス) id: d73fedcf27 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - いえいえ！これからも作品頑張って下さいね！ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - Ryo Inoさん» あわわ！すいません！気づきませんでした！！教えていただきありがとうございます！ (2017年12月18日 20時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - 万理さんの漢字が違いますよ！！理科の理です！！ (2017年12月18日 1時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - 美来さん» 喜んでいただいてうれしいです！素敵なんて言葉私にはもったいないくらいです！こちらこそ、リクエストありがとうございます！またよろしくお願いしますね！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅兎★天使 | 作成日時：2017年10月18日 19時
