NO DOUBT NO.100 ページ30
ある夜。私がお風呂からあがると、一件の通知が来ていた。
開いてみると彼氏の百からだった。
モモこんばんは!ももちゃんだよ!新曲の動画公開されたんだ!今日初公開!今からももりん買ってお家にお邪魔しちゃうから待っててね!
『へ〜！新曲か！楽しみだな！』
タオルで湿った髪を拭きながら返信を打つ。
A了解!新曲楽しみだよ!ももりんは前に箱買いしたのが残ってるから大丈夫!待ってるね!
するとすぐに王様プリンのスタンプが送られてきた。
私はクスッと笑うと、ドライヤーをかけに移動した。
ピンポーン
と来客を告げるチャイムがなり、私はドアを開いた。
そこにいたのはメガネをつけた休日仕様の百の姿。
『いらっしゃい！』
百「久しぶり〜！会いたかったよ！」
玄関に入ってきてすぐにぎゅっと抱きついてきた。
首筋にフワフワした髪が当たって少しくすぐったい。
しばらくして離れると、あっ！と声を出した力百。
百「急がないと始まっちゃう！」
『そうだね、あがって！』
百「お邪魔します！」
受け取った袋の中のももりんを冷蔵庫に移す。
『ももりんあるって言ったじゃん』
百「いっぱいあって損はないでしょ！」
ソファでニコって笑う。無邪気な笑顔を見て
おっきな子供みたいだなって少し思った。
百の前にももりんが入ったコップを置き、隣に座った。
彼の肩にコテンと首を乗せてくつろぐ。
しばらくすると『NEXT Re:vale』が始まった。
番組を見ながら、
百「ここでユキがかんじゃってねー！」
とか
百「今回のゲストはキャラが濃かったよ！」
とか撮影の裏話を教えてくれた。
そしていよいよ、後半になって新曲の発表。
『NO DOUBT………？』
嘘がないってこと？見破るってこと？
よく理解できないまま、曲と映像が流れ始めた。
いつもの無邪気な笑顔とは違う大人っぽい顔。
サッカー時代に鍛えられた筋肉でビルを飛ぶ。
激しいダンスにも不敵な笑みを浮かべ。
流れる汗でさえ彼の魅力に見える。
スパイの衣装はとても様になっていた。
百「どう？どう？今回はももちゃん頑張っちゃったんだー！」
隣でドヤと笑っている百。
私の瞳からは自然と涙が出ていた。
百「えっ！？なんで泣いてるの！？えっ、えっ！？」
慌てて彼のパーカーで私の目元を拭ってきた彼。
違う……。
この涙は………………………………嫉妬心だ。
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てぃあクン. - あの，一織の一人称が違いますよ！私ですよ！ (2018年7月20日 19時) (
レス) id: d73fedcf27 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - いえいえ！これからも作品頑張って下さいね！ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - Ryo Inoさん» あわわ！すいません！気づきませんでした！！教えていただきありがとうございます！ (2017年12月18日 20時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - 万理さんの漢字が違いますよ！！理科の理です！！ (2017年12月18日 1時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - 美来さん» 喜んでいただいてうれしいです！素敵なんて言葉私にはもったいないくらいです！こちらこそ、リクエストありがとうございます！またよろしくお願いしますね！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅兎★天使 | 作成日時：2017年10月18日 19時
