プリンじゃない NO.4 ページ21
私と彼氏の四葉環が会うとしたら必ずと言っていいほどお家デートだ。
そして99%の確率で彼は王様プリンを食べている。
『ねぇ、環〜。私にも一口頂戴？』
環「ん？Aも食べたいの？はい」
なんのためらいもなくスプーンとプリンを差し出してくる。
………普通ここは あ〜ん じゃないか？
この作戦は余り効果が無かった。
私は一口だけプリンを頬張り、顎に手を当てて考える。
どうやったらこの鈍感のにぶにぶちゃんをドキドキさせれるのだろうか。
………無理な気がする。
だってこの子純粋だもの。
美味しそうにプリンを口に運ぶ環をチラッと横目に見る。
頬は紅く染まっている。
嬉しそうに美味しそうに噛み締めている。
私はプリン以下か？
こいつにだけは勝てる気しないなぁ。
そう思いながら机の上にぽい投げされているプリンのフタを睨んだ。
のんきにスプーンを両手で持った王様プリンのキャラクターは当然だけど表情一つ変えない。
『ねぇ、環』
環「ん〜？」
空になった容器を名残惜しそうに見ている環に目を合わせる。
『私と王様プリン………どっちが好き？』
環「どっちも好き。」
だよね！知ってた！キュンってきちゃった！
でも、今私が聞いているのはそんなことじゃない。
『そうじゃなくて……もし私か王様プリンどっちかが世界から消えるならどっちかが嫌？』
環「………」
無言で考えている環。
私って即答してほしかったな。
『もういいよ、この話は終わりに…』
そう言いかけたとき、抱きしめられた。
環「王様プリンじゃない。」
『え？』
環「Aがいないのやだ。俺は一緒がいい。Aと食べるから王様プリンは美味しいの」
その言葉に思わず笑ってしまう。
環「それに、プリンはAが作ればいい」
『ふふっ…そうだね』
別に王様プリンを食べてる環も好きだからいいんだけどね？
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てぃあクン. - あの，一織の一人称が違いますよ！私ですよ！ (2018年7月20日 19時) (
レス) id: d73fedcf27 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - いえいえ！これからも作品頑張って下さいね！ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - Ryo Inoさん» あわわ！すいません！気づきませんでした！！教えていただきありがとうございます！ (2017年12月18日 20時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - 万理さんの漢字が違いますよ！！理科の理です！！ (2017年12月18日 1時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - 美来さん» 喜んでいただいてうれしいです！素敵なんて言葉私にはもったいないくらいです！こちらこそ、リクエストありがとうございます！またよろしくお願いしますね！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅兎★天使 | 作成日時：2017年10月18日 19時
