リノベーション！ (ページ23)

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まるふく工務店へ戻り仕事に集中している。

玄之介「Aちゃん、そろそろ遅いし終わろう？」
A「もうちょっとだけやりたい事があって。お先に上がってください！お疲れ様です。」
玄之介「あんまり遅くならないようにね?お疲れ様。」

1人で仕事をしている所に

竜之介「Aちゃん？まだいた」
A「お疲れ様です。竜之介さん忘れ物ですか？」
竜之介「ううん。差し入れ、おにぎり。無理しないでね」
A「ありがとうございます…！もうちょっとだけやりたい事があって。」
竜之介「Aちゃん、良かったらこの後どう？」
A「この後ですか？」

ガラガラ

飯星「遅くにすみません！私が20年間集めた物件達です。よろしくお願いします！」
A「飯星様の夢お預かりしました！」
竜之介「……」

飯星様は予算2400万のうち600万をリノベに、残り1800万で物件を購入して話はまとまった。

黒木「飯星さんの憧れの物件で負けるとは思わなかったよ。この物件も買い手に困ってたから良かったていえば良かったけど」
A「黒木さん…これからも協力して行けたらなって全く持って思いません！私たちのお仕事はお客さんの人生を左右してしまう。人の人生を変える責任を感じながら仕事しないとダメだと思います。」
黒木「……もうAに無理やり仕事は頼まないよ。自分でも間違ってるやり方って分かってるけどもう引き返せなくなってしまった。いつでも真っ直ぐなお前といるのが辛くなって八つ当たりしてしまってごめん。またAに会いたくて飯星さんにまるふく工務店を進めた。今までごめんな、ありがとう。」

A「黒木さん……いや、不器用か！」
玄之介「えぇ！？Aちゃん！？」
A「引き返せなくなったとか悲劇のヒロインですか？そんなの自分の気持ち次第でしょ！あの時のかっこいい黒木さんは私の中で一生尊敬出来る先輩です。」
黒木「相変わらずだな(笑)よし、元気出たわ。ありがとう！……Aのこと好きだったよ。またな」
A「ありがとうございます。先輩として大好きでした。また」

黒木は去っていった

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