どうもケンカップルです【まふまふ】

ケンカップル３４ ページ43

「全然いいよー！」

屈託のない笑みで返してくれる林檎ちゃん。
あぁ、この笑みを誰かさんにも覚えてほしいよ…！

「ありがと！お弁当食べようか！」

私は笑顔で林檎ちゃんの隣に腰を下ろした。

楽しく喋っていると林檎ちゃんがふと口をつぐんだ。

「どうかしたの？」

「あっ、うん。Aちゃんのでる男混って確か今回一番目立つなぁ、って思ってさ」

「え、まじ？」

「うん」

林檎ちゃんは今年の体育祭実行が男混にとても力を入れていることを教えてくれた。

「うわぁ、最悪だ。でも、林檎ちゃんはなんでそんな事知ってるの？」

「あー私ね生徒会に入ったんだ」

「ええ、そうなの！？」

なんと林檎ちゃんは転校早々、生徒会に誘われたらしい。

「まじかー気付かなかったよ」

そこで、１０分後に午後の部が始まるという放送が入り驚きもそこそこに私は慌ててお弁当を食べた。

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