半妖の王と半神の少女

さらに続きです！ ページ24

全−琴・ハ「コイツ絶対に許早苗。」

「まあまあ落ち着こうよ。」

全−琴「無理。」

ええぇ…

夢「まず？よく堂々と私のお姉ちゃんを？祭りに誘えたモンだねぇ？お”？」

「だから落ち着けって。」

夢「琴が言うなら。」←

「うん。君もさっき無理って言ったよね？切り替え無駄に早いな。」

ハ「喧嘩なら買うよ？」

「買わなくていい！」

「兎に角！私はハルヤ君と行くから！申し訳ないけど今回は無理！以上！浴衣出さないといけないから帰る！後でねハルヤ君！」

全−琴「あッ…」

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とりあえず家に着いたけど…

「浴衣どこだっけーーーーーーー！！！」

ハイ！こんなときはー

「心の幻(ビジョンマインド)」

の応用！

心の幻は応用として映したいものを映せる。

それを使って浴衣の場所を映した。

ちなみにどこにでも映せるから超便利。

今は壁に映してるけど。

「クローゼットの奥か…」

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そんなこんなで全部見つけて着付け終わった。

我ながら上出来。

いろんな浴衣があったけど、白地に薄紫や薄桃色などで花のプリントがされた浴衣にした。

帯は濃い紫のしっかりしたもの。

かんざしをさして、下駄を履いた。鼻緒も帯と同じ濃い紫色。

出発前にいつのまにか帰ってた夢々ちゃんに連写されてから学校へ向かい、たった今着いた。

「…あれ？まだ来てないのかな？」

着いたもののまだ誰も来ていなかった。

ハ「来てないと思った？残念。10分前には着いてた。」

訂正。いたわ。

しかもめっちゃカッコいいというか色気があるというか、兎に角浴衣姿で。

「えっ！ごめん！待たせちゃったね！」

ハ「いや、別に。それにまだ5分前だし、予定には余裕で間に合ってる。」

「よかった…でも本当にごめんね。暑い中待たせて…」

ハ「別にいいさ。早く行こう。琴の可愛い浴衣姿、他の奴らにあんまり見せたくないし。」

「そだね。別に可愛くないけど。」

ハ「(鈍感め…)」

「どうしたの？行かないの？」

ハ「いや、ごめん。行こうか。」

「？うん。」

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そして歩くこと5分。

夏祭り会場に着きました。

「かなり賑わってるねー！」

ハ「そうだね。去年は台風で中止だったらしいし。」

「なるほど。」

ハ「屋台、どこから廻る？」

「じゃあ…」

私が指差したのは

「あそこから！」

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