*NEARER

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Yumemaru side
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Aが俺の隣に座るとふわっと爽やかな柑橘系の香りがする。

最近はお互い忙しくて会わない日が続いていたからこの香りも少しだけ懐かしいはずなのに。記憶を辿ると、ぴんとくる。

…としみつだ。


撮影日に顔を合わせた時、いつもと違う香りがしたのはこのせいだと気付いてしまうと ふつふつと独占欲が出る。
いや、本当なら俺が独占欲を発揮する場面じゃないんだけどね


俺だって会いたかったのに。


「Aはまだ実家暮らしだっけ？」
「いーや 最近は仕事の関係で今は名古屋におるよ」

今日はたまたま帰って来てたんよねーと言いながら麦茶をすする


耳元がきらりと光るのでじっと見つめるといつの間にかピアスが開いていた。

「ピアス、いつ開けたん？」
「…2ヶ月くらい前やよ」

さらりと自分の耳を触るAがちょっと色っぽく感じて視線を逸らした。
ピアスは綺麗なエメラルドが輝いてた


.


もやもやが溜まる。
別に誰も何も悪くない

俺にも彼女は居るし、不満もない

恋でも、愛でもないはずなのに
ふたり微妙な関係を望んでる


ぼーっとそんなことを考えてると左肩が急に重くなる。


「！…不用心だなあ」

重くなった正体はAの頭で、子供みたいな顔ですやすやと眠りこけていた


「…起きろー、
ちゅーしちゃうよ。」


起きるはずない、小さな声で呟いて軽く唇を奪う

最初で最後のキス。


これきりにするから許してね

これからもずっと、俺らは幼馴染のままで。


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Your side
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ふわふわと綿菓子みたいに甘い夢の中、考える



いちばんちかくにいて。


私のいちばんはきみ。
きみのいちばんは私がいいんだ。



＿＿＿ / end
(いつもいつまでも笑って受け止めて。)



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リクエスト有難うございます！
軸が定まっているのにも拘らずふわふわした話になってしまいました…！申し訳ないです、、。
そしてお待たせしてすみません；；
(また何かありましたらリベンジさせてください！(？))

/以下リクエスト原文

kkkkk - はじめまして、いつも楽しくお話拝見している1人です！宜しければ、ゆめまるくんのお話をリクエストさせて頂きたいです！ゆめまるくんととしみつくんみたいな関係性の女の子とのゆめまるくんとのお話見てみたいです！

(追記: 参考楽曲 Mr.Children - LOVE , KinKi Kids - Black Joke )

惚れたら負け [sby] #req.→←今だけは [ymmr] #req.

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