おれだけの歌姫 [sby] ページ29
Setting = 人見知り 年下
(しばゆー高2、Aさん高1設定です)
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Shibayu side
.
「じゃあ、俺行くね。」
「うーい りょうくんいってらー」
帰りのHRが終わって一目散に部活に行くりょうくんを見送る。
ひらひらと手を振って。
一途に陸上に打ち込むりょうくんと違い、気分で野球部に観戦に行ったり、陸上部に顔出したり、おれが所属してる生物化学部に顔を出したりしてる。
今日の実験は暇そうだからついて行けばよかったかな〜なんてグラウンドに視線を落とす。
グラウンドの向こう側の廊下を歩いて、音楽室にギターを背負った一人の女の子が入って行くのが見えた。
…軽音部かな?
ぼーっと見つめててもその子以外入ってく様子がなかったので何となく気になったし覗きに行ってみようかな、と。
何となくね。
.
「すーげぇ…」
自分でもこんなに小さい声出んのかとビックリするくらいちっちゃい声が出た。
何となく見に来た音楽室の近くの廊下は人は一人もいなくて、女の子が歌ってる声とアコギだけが響いてる。
そこらへんの駅前で歌ってるやつらが恥ずかしがって逃げて行くんじゃないか?ってくらい魅力的な声。
窓の方を見ながら弾いてるから顔は見えないけど、小柄で茶髪のセミロングがよく似合う…多分可愛い子。
優しい声で、すごい、素敵だなって。
言葉に表せないくらい魅力的だから話したくなってしまった。
考えなしのおれは、気づいたらドアに手をかけてガラッと開けてた。
「え、だ、誰?ですか、?」
振り返った彼女がおれを見て驚く。
おれにも緊張が走る。
可愛すぎん?
まんまるに目を見開いてる彼女のこと、もっと知りたいなって。
柄にもなく、一目惚れしたそうです。
「あ、おれは柴田…」
しばたゆうすけ、高2にして、突然の春がやって来ました。
___ / end
#
翌日、陸部メンと柴田 (昼休み)
しば「ねえりょうくん大変」
りょ「何。いつも変だよしばゆーは」
しば「ナチュラルに酷いこと言うやん。」
りょ「ごめんごめん、で?」
しば「…恋に落ちた」
てつ「誰に!?」
しば「お前どっから来た!」
ゆめ「ええやんええやん。で誰」
りょ「ゆめまるまで来たんだけど…」
しば「一年のこ…。」
「「「へぇぇ〜〜」」」
しば「ニヤニヤすんな!!!!」
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フラワー(プロフ) - 更新お疲れさまです。そして続編おめでとうございます。これからも頑張って下さい! (2019年7月3日 15時) (レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - お忙しい中、お返事ありがとうございます!全然大丈夫です…!続編での更新楽しみに待っております…よろしくお願いします! (2019年5月27日 10時) (レス) id: 8efdf1c9c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 遊馬さん» 返信ありがとうございます!続編でも構いません!待っています。現在のお話もすごく楽しみにしてます! (2019年5月27日 1時) (レス) id: e2ae3a79dd (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - はじめまして…全て読ませていただきました…すごく癒されました…私もリクエストをお願いしたいのですが、てつやの献身的な彼女のお話が読みたいです。あやふやですみません…虫さんの献身的な彼女のお話が好きなので…これからも応援しております。 (2019年5月26日 23時) (レス) id: 8efdf1c9c8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - リクエストありがとうございます!!すごくよかったです!!難しくざっくさていたのにありがとうございました。 またよろしくおねがいします! (2019年5月26日 21時) (レス) id: 2cd07c1461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遊馬 | 作成日時:2019年4月24日 14時