*NEAR

おれの [tty] #req. ページ16

Setting = 両片想い (バイト先で出会った同級生〜今までの付き合い)

(バイト先での出会いの話は出てきませんが一応イメージして書いたので載せておきます…。無視して大丈夫です。)
#
Tetsuya side
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俺は今大層イラついている。
もうめちゃくちゃに！

例えるならば大事なものをぶっ壊されたとき とか、取っといたプリンを無断で食われたとき とか。

……〜〜いや例えられん！
それ以上にイラついている！

くそう〜〜と悶えながら頭の中で打開策を考えるが友達同士が仲良くしてるのを止める理由がない。

俺の女だって言えたらいいのに。


…それにしても近い！
何の会話してたら頭ポンポンなんて状況になるんだよイタリア人め！
イライラを抑え込みながらりょうをを呼ぶ。

「りょ〜う〜」
「な〜に〜」
「企画の事で話あるから来てー」


呼び出すと虫さんと話してなね〜とニコニコ笑顔を振りまいてくる。
なんで俺に対してはニヤニヤしてんだよ…！


.


何となく別室に来てもらい企画の話を進める。
その最中もちらちらとAの顔がよぎってどうしようもない。

「―ってわけ。これとこれは同時進行するから―…」
「うん…いいけどさ、本当に話したかったのはこれ？」
「？」


「Aのこと聞きたそうな顔してたからそっちかなーって。」


「……何で知って！」
「分かりやすいやん、てつや。」

ぶわっと紅くなった頬を隠すように顔を抑えると、隙間からケタケタと新しいおもちゃを見つけて喜んでいるかのような悪魔が見えた…


まずいやつにバレたかもしれない。

(皆薄々察してたのは後に聞くことになる。)


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