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りょうSide
「…ってことだったわけ。まあ、私がまんまと騙されてたって話よ」
今朝、Aが突然俺の家に来たいと言いだしたので何事かと思えば昨日の夜、
Aは優菜ちゃんに会いに行ったらしい。
そこでどんな話をしたか俺に伝えておきたくて会いに来たという。
り「そっかー…」
友達に裏切られてしまったわりには落ち込んでいないように見える。
「私さ、確かにショックだったんだけど、
私には東海オンエアのみんながいてくれれば
なんだっていいやって思えてさ。だから案外傷ついてないんだよね」
り「サラッと嬉しいこと言ってくれるじゃん」
「事実だもん」
得意げに言ってくるA。
これからもちゃんとAの傍に居なきゃな。
り「怪我、ずいぶんよくなったね」
「うん、やっぱり若いからなー。激しい動きしなければ全然大丈夫だもん」
り「…ねえ、A」
「ん？」
り「丁度今日言おうと思ってたことなんだどさ」
「なに？ヤバいこと？」
り「いや、別にヤバくはないんだけどさ、親に会いに行こう」
「…へ？」
間抜けな顔をして聞き返してくるA。
り「だから、親に会おうって」
「親ってりょうくんの親御さんに会いに行くってこと？」
り「それはそれで正解なんだけど、
正確に言うとAと俺の親どっちにも会いに行こうってこと」
「え、なんで？」
り「いいから会いに行こうよ」
「りょうくんの親御さんに会いに行くのはいいけど、
私の親には会う必要ないって」
り「ダメ。ちゃんと会いに行くよ。何年会ってないんだよ」
「…6年」
り「連絡も取ってないんでしょ？」
「…うん」
り「てつやにお願いしてAの親にはアポとってるから」
「え？！待って、何でよ！いいって！」
り「いいから！会いに行くんだよ」
「え、りょうくんも一緒にだよね？」
り「もちろん。1人で行かせるわけないでしょ。
行ったふりされちゃうかもしれないし」
「はあー…」
Aは深いため息をついて俺の肩にもたれかかって来た。
「ねえ、本当に行かなきゃダメ？」
り「ダーメ」
「あー、風邪ひきたいなー」
り「ひかせません」
「よし、てっちゃんの部屋に居続けよ」
り「それは臭すぎて風邪ひくんじゃなくて死んじゃうからダメ」
「えー…」
俺はどうにか説得してAは渋々承諾してくれた。
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さな(プロフ) - テディさん» ありがとうございます！素敵な作品だなんて言っていただき恐縮です…！また作品を作った際にはよろしくお願いします;) (2018年1月26日 12時) (
レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - あやもち(新アカウント)さん» ありがとうございます！またりょうくんとのお話を書きますので読んでいただけたら嬉しいです;)ありがとうございました！ (2018年1月26日 12時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
テディ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最初から最後まで本当に素敵な作品でした！更新されるといつも楽しみに見させてもらってましたん本当にお疲れ様でした！ (2018年1月25日 22時) (レス) id: 909de05791 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！！りょうくん好きなので、楽しく見させてもらいました！ (2018年1月25日 17時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな | 作成日時：2018年1月21日 3時
