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りょうくんは忘れ物を取りに車へ戻っていった。
私は1人、りょうくんと付き合ってからのことを思いだしていた。
り「A」
「あ、すぐ戻ってきてくれた」
思いのほか早くりょうくんは戻ってきてくれた。
り「まずはこれ、受け取って」
「わあ…！！すごい！！」
りょうくんが渡してきたのはバラの花束。
夜景の見える場所で私はドレス、りょうくんはスーツを着ていて、いつもとは違う雰囲気。
とってもロマンチック。
今日は一体どうしちゃったんだろ。
「ありがとう！」
り「あのさ、さっき今日は別に記念日じゃないって言ったでしょ？」
「うん」
り「今から今日を記念日にしたい」
「え？どういうこと？」
り「すうー…はあー…」
りょうくんは深呼吸をしてから真剣な顔で話し始めた。
り「A、俺らさ、知り合ってもう8年ぐらいで、付き合って1年経つよね」
「うん」
り「高校時代はてつや、としみつと一緒に遊びに行ったりしてお互いの
想いに気が付けないまま卒業して、離れ離れになったけどAが岡崎に
戻ってきてくれてやっとお互いの想いが通じてこうして付き合うようになったよね」
「うん」
り「付き合ってからはさ、沢山喧嘩もしたし、すれ違ってしまったこともあったよね」
確かに喧嘩もしたな、すれ違うこともあった。
り「俺が告白したとき、Aのことを彼氏として傍で守りたいっていいたの覚えてる？」
「もちろん」
り「何十年経ってもAと一緒にいたい。きっとこれから先、
今まで以上に大変なことが俺らの身に降りかかってくるかもしれない。
でも、それを一緒に協力して乗り越えていきたい。
これからはAのことを彼氏としてではなくて旦那さんとして守っていきたい。
言いたいことは沢山あるけれど、何が言いたいのかというと…」
りょうくんはポケットから小さな箱を取り出し、そっと開けた。
それが何なのかはすぐにわかった。
「あっ…」
り「AAさん。
僕と結婚してください」
私は嬉しくて、でもこれが現実なのかわからなくて茫然としてしまった。
私がりょうくんの奥さんに…？
本当に…？
夢じゃないの？
り「返事…は？」
あの時とは違う。
もう返事に迷うことなんてない。
「私も何十年経ってもりょうくんと一緒にいたいです。よろしくお願いします」
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さな(プロフ) - テディさん» ありがとうございます！素敵な作品だなんて言っていただき恐縮です…！また作品を作った際にはよろしくお願いします;) (2018年1月26日 12時) (
レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - あやもち(新アカウント)さん» ありがとうございます！またりょうくんとのお話を書きますので読んでいただけたら嬉しいです;)ありがとうございました！ (2018年1月26日 12時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
テディ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最初から最後まで本当に素敵な作品でした！更新されるといつも楽しみに見させてもらってましたん本当にお疲れ様でした！ (2018年1月25日 22時) (レス) id: 909de05791 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！！りょうくん好きなので、楽しく見させてもらいました！ (2018年1月25日 17時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな | 作成日時：2018年1月21日 3時
