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病室に入って来たりょうくんは終始申し訳なさそうな顔をしている。
私は顔を見て話したら泣いてしまいそうで下を向いていた。
「…じゃあ、どうして否定しないの。
リスナーさんが騒いでる中、りょうくんが違うって一言いえばそれで済むじゃない。
否定しないのはどうしてよ?」
私は思わずりょうくんを睨んでしまった。
するとりょうくんは私の頬を両手で包んだ。
り「A」
「…なによ」
りょうくんの真剣な眼差しに吸い込まれそうになる。
り「こんな行動取られて俺のこと最低だと思ってると思う。
でも、俺は本当に浮気してない。俺が高校時代からずっと好きだった子と
やっと付き合えたのになんで浮気するんだよ。俺はAが思ってる
以上にAのこと好きなんだよ」
「わかってる…わかってるって…」
涙が止まらない。
どうして。涙が止まらない。
「最低だなんて思ってないよ、浮気してないって思ってる。信じたい。
だから…だから疑ってしまった自分が恥ずかしい。
私だってりょうくんが思ってる以上にりょうくんのこと好きだもん…
ずっと…ずっと会いたかったの。寂しかったの」
り「ごめん。本当にごめんね。Aに辛い思いさせてごめん」
「馬鹿…親友に別れろってまで言われたんだからね」
り「ごめんって」
「別れたくないもん、好きだからっ…!」
りょうくんは告白したあの時のように優しくキスした。
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さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そこまで言っていただけるなんて…!ありがとうございます! (2018年1月14日 2時) (レス) id: bf0b2a4f8e (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - ああああ楽しみすぎるう。続きが見たい見たいみたい!春菜さんは潰してもらえると嬉しいです。頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります!ありがとうございますm(_ _)m (2018年1月12日 22時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - 早く続きが見たい (2018年1月12日 1時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年1月7日 2時